2014年9月25日木曜日

くしゃみ(170/365)

「宮崎奈穂子には、季節感のある曲が少ない」とよく言われますが、これはまぎれもなく晩秋の歌です。寒くなってきたので、

くしゃみ ひとつ 季節の変わり目

というのがタイトルの由来です。

単なる時候の挨拶みたいにも聞こえますが、そこは『歌・こよみ365』、よく読むとメッセージが隠されています。と、私が思っているだけかもしれませんが。

くしゃみ ひとつ 季節の変わり目
「風邪引かないでね」って 母に電話をかけようか

ため息 ひとつ 渇いた心
風がどんなに吹いても 私は動けずにいる

くしゃみ ひとつ 季節の変わり目
「風邪引いてない?」って 心配してくれる人はいるのかな

別居している母親の所に行ってあげたいけど、何かの事情で行けない(動けない)ようです。

ちょっと不思議なのが「心配してくれる人はいるのかな」という部分。母親のことを心配してくれる人が、母親の近くにいるのだろうか、という意味だと思います。

一般的には、母親の心配をするのは、父親、子供、その他の親戚、近所の人くらいでしょう。どれも、自分にとってそれほど遠い人ではないはずです。

ここで「いるのかな」と自問するということは、心配をしている人がいるかどうか分からないと言うことです。

考えられるのは以下の状況です。

  • 父親は近所にいない(死別か離別か分かりません)
  • 子供たちも近所にいない
  • 近所の人がよく分からない(おそらくは母親が引っ越した)

そうすると、以下の状況が想像できます。

  • 子供が他にいないか、または遠くに住んでいる
  • 父親と離婚して、引っ越した

それは、かなり心配になりますね。新しい出会いでもあればいいのですが。

以上、すべて想像でした。

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