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2014年3月14日金曜日

大人ダカラ

(佐百合さんに贈る歌)

このアルバムのタイトル「Real Intention」は「本音」という意味だそうですが、そのアルバムの最後にふさわしい曲です。

今までのパターンだと、最後は仕事でお世話になった人の歌が来ます。そうすると、山岸伸さんの曲が最後でもおかしくないのですが、最後がこの曲になりました。

名前を見る限り、スポンサーでも仕事でお世話になったわけでもないようなので、よほど大事な人なのでしょう。

「大人だから、何でもできるし、悲哀怒の感情はあまり表に出さないけど、本当は違う」

という曲です。Real Intentionにふさわしい曲です。

2014年3月13日木曜日

この瞬間を

(写真家・山岸伸さんに贈る歌)

グラビア写真などで有名な山岸伸さんに贈る歌です。一度、個展にお伺いしたら、BGMにこの曲『この瞬間を』が流れていました。

宮崎奈穂子さんの武道館や路上ライブの写真を撮っていただいたのが縁だと思います。フォトブック『拝啓 路上ミュージシャンの宮崎奈穂子です』の写真の一部も、山岸先生の作品だそうです(大半はお弟子さんの作品です)。

また、同じ事務所の人も何人か撮影していただいているようです。写真集になるのでしょうか。

山岸先生ご本人とは、新宿で路上ライブを撮影している所に遭遇したのですが、その時の写真はありません。

その代わり、フォトブックの表紙と同じコートの写真です。水銀灯の灯りで、色がうまく出ていないのはご勘弁ください。

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2014年3月12日水曜日

手紙

(名古屋の路上ライブで手紙を下さった女性の方に贈る歌)

名古屋での路上ライブに来たファンからの手紙を、東京に向かう新幹線で読んでいるという話です。

実際の手紙の内容とほとんど同じなのじゃないかと想像します。

エピソード主の女性、東京で何度かお会いしている方だと思います。名前も分かるのですが、CDのクレジットに名前が入っていないので確実ではありません。また、クレジットされていないということは、名前を出したくないのだろうと思うので、具体的には書きません。

熱心なファンの方なんですが、PCもスマートホンもお持ちじゃないので、情報を入手するのに苦労されていたようです。最近、スマートホンを入手されたと聞きました。

曲中「あなたの母のような優しさが」というフレーズがあります。やはり、我々男性ファンとはちょっと違った視点で応援されているのだと思います。

ちなみに、ここまで40曲近く紹介していますが、そして手元にはあと10曲ほどありますが、純粋な男性ファンへ贈る歌がありません。せいぜいスポンサーか、仕事上の付き合いのある人だけです。

スポンサーに付いた方は、武道館のために我々とは桁違いの貢献をされたようです。もともと「歌・こよみ365」は「武道館の感謝を形にする」ということですから、仕方ありません。

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▲名古屋で歌う宮崎奈穂子さん(2011年12月7日)

2014年3月11日火曜日

がんばらない日

(由美子さんに贈る歌)

いつも頑張っているのだから、たまには休んだら、という歌。

頑張りすぎて、メンタル面で調子を崩す話はよく聞きます。たまには休んだら、と言ってくれる人がいるのはいいことです。

ただ、休んだあとの責任を取れない人が安易に「休んだら」と言うのは無責任な気がします。

エピソード主の由美子さんがどういう状況か分からないんですが、宮崎奈穂子さんが体調を崩したときなんか「たまには休んだら」といったTweetやらFacebookのコメントが続きます。

ファンの気持ちは分かるのですが(私もそんなときは休めばいいと思います)、たとえばここでレコーディングしないとスタジオ代が数十万円かかるとか、今日CDを売らないと明日の食事ができないとか、そういう事情があるかもしれません(たとえば、の話です。そんな「マッチ売りの少女」みたいな生活ではないと思いますが)。

上司が「たまには休んだら」と言うときは、暗黙のうちに「仕事はこちらで引き受けるから」という意味を含みます。もっとも、世の中には「体調の悪いときは遠慮せずに休め」といいながら、仕事量を減らさず、さらに「自己管理が出来ていない」と非難する上司も多いんですが。

2014年3月10日月曜日

かげぼうし

(ちひろさんに贈る歌)

先の「まあるい気持ち」に続いて、抽象的なお話です。第三者にはあまり分からないんですが、当事者にはストレートに伝わるのでしょうね。

筒井康隆の小説『家族八景』に、抽象画家のエピソードがあります。テレパスである火田七瀬が、画家の心を覗いてみると、抽象的と思われたシンボルが、実は具体的な人を示しているというお話でした。

では、その抽象画が他の人にとって意味がないかというと、そういうわけではなく、誰もが自分の中の何かに置き換えて解釈することで、芸術として成立するのでしょう。抽象画のことを英語で「abstract」と呼びますが、これは「要約」という意味でもあります。自分の考えていることを抽出して目に見える形(象)にすることが「抽象」なのでしょう。

内容も、「まあるい気持ち」と同様、何かに思い悩んでいるようです。ときどき、何か大きな不安がやってくる、という経験は、特に若い頃は誰にでもあるのではないかと思います。

そして、この曲の最後はこう結ばれます。

これは不安で、幸せなんだ ここにいていいよ、って受け入れて
手をつなごう

宮崎奈穂子さん、あるいはエピソード主がどう思っているのかは分かりませんが、私は「不安に思うというのは、自分が一所懸命生きているということ」だと解釈しました。

最後の「手をつなごう」は、どんな不安があっても仲間がいれば乗り切れるというメッセージではないでしょうか。

メロディは、宮崎奈穂子さんらしい感じに仕上がってます。文章で伝えるのは難しいのですが、たとえば最初の1フレーズはこんな感じです。

寂しいわけじゃないんだけど 心がぽっかり
いつだって前を向いていたいのに (*)ずっしり

2つのフレーズは、ほぼ同じリズムで「寂しいわけじゃないんだけど」と「いつだって前を向いていたいのに」が対応します。そして次の「心がぽっかり」と「ずっしり」を対応させるため、(*)の部分「心が」に相当する文字が入るべき所に休符が入ります。

このパターンは、宮崎奈穂子さんの曲にしばしば見られます。もし宮崎奈穂子検定があれば、きっと試験に出ます。

前に、K-POP歌手の「Kさん」という方のラジオ番組「K-Style」に出演したとき、Kさんから「子供の時からピアノをやってて、たくさんの曲をピアノで作っていると、手の癖みたいなものが出て、似たパターンになってきませんか?」と聞かれていました。「まさしくその通りだ」と答える宮崎奈穂子さんに対して「だから、ぼくは(ピアノの手の癖が出ないように)最初はピアノに向かわないんですよ」とアドバイスをしていました。

その時のブログ記事が「「K-style」ありがとうございましたっ!!」ですが、作曲のエピソードについては書かれていませんでした。

ちなみに、このKさん、ゲストのことを本当によく勉強されていました。質問も的確で、今まで見聞きしたテレビやラジオの中で、一番よく出来ていたインタビューだと思います。放送後、しばらくオンデマンド配信されていたのですが、もうありません。リンクが切れているだけかもしれませんが、取り下げたURLを公開するのもマナー違反な気がするのでやめておきます。

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▲癖なのか、意図的なのか、御礼のお辞儀は合掌

2014年3月9日日曜日

まあるい気持ち

(萌美さんに贈る歌)

「歌・こよみ365」は特にそうなんですが、宮崎奈穂子さんの歌詞は割に散文的なものがたくさんあります。特に、武道館コンサート以降にその傾向が強いように思います。

そこがストレートに心を打つわけですが、表現が強すぎてあまり好きではないという人もいます。

この曲は、寂しい気持ちを歌いつつ、でも、あまり具体的にならない、絶妙な歌詞になっています。

それにしても、こういう歌詞が、何か具体的なエピソードから出てきたということに驚きます。たぶん、これはもうエピソード主の萌美と宮崎奈穂子さんにしか分からない内容なんじゃないかと思います。

断片的にはなんとなく分かる部分もあります。ちょっと引用してみましょう(各行は連続している歌詞ではありません)。

なんだか いろいろ うまくは いかない

誰かに 会いたい 誰にも 言えない

電話を かけたい 勇気が 出せない

よく分からないんですが、最後は落ち着いたようです。

まんまる 満月 見てたら なんだか
私も まあるい 気持ちに なれそう

良かったですね。

曲の方は、ちょっと変わったエンディングで、メロディが最後でふっと消えます。
ちょうど村上春樹の小説みたいです(って通じるかどうか分かりませんが)。

ついでに、歌詞も切ってしまって「まあるい 気持ちに」でメロディと一緒に切ってしまっても前衛的で良かったかなと思います。

『路上から武道館へ』に代表される、ストレートな表現ではありませんが、今までにない、なかなか面白い曲で、静かに心に残る曲です。

2014年3月8日土曜日

お母さん

(多賀子さんに贈る歌)

タイトル通り、お母さんの歌です。

兄弟姉妹のいる人だったら、共感するんじゃないでしょうか。

ほんとに、小さい頃は何であんなに喧嘩をしたのかと思います。うちは3人きょうだいで、妹2人が双子で、しかも私と年子という恐ろしい環境でした。

一時は、食卓に座っていられなくて、立って食事したくらいだそうです。

両親のありがたさというのは、成人してからでないと分からないと思いますが、その後、親孝行に至るまでに、さらに時間がかかります。

思いついたら、恥ずかしがらずに、ぜひ言葉に出して、行動に示してあげてください。

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▲何にそんなに驚いているのでしょうか(笑)

2014年3月7日金曜日

この手で描いた線

(銅版画家・小松美羽さんに贈る歌)

まずは宮崎奈穂子さんのブログ
【歌・こよみ365第4弾アルバム】小松美羽さんに贈った「この手で描いた線」歌詞公開*
をご覧ください。

銅版画家・小松美羽さんとは長野のイベントでお会いしたそうです。

「歌・こよみ365」の曲は、依頼者やエピソード主のことは意外に描かれていないのですが、珍しく詳しく書いてありました。

ですので、ここで書くことはもうありません。

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2014年3月6日木曜日

見上げた空

寛子さんに贈る歌

「生きる力Part 2」の次に収録されています。歌詞に「生きる力」という言葉が登場するなど、影響が見られます。そういえば、ゆとり教育に代わる学習指導要綱のキャッチフレーズが「生きる力」です。

ゆとり教育は、ある学習塾が行なった「ゆとり教育ではこんなことも習わないから塾へ行かそう」というキャンペーンが功を奏し「円周率は3」とか(正確には「概算の場合は3でも良い」)、「台形の面積を求める公式を教えない」とか(台形を敷き詰めると平行四辺形になることと、平行四辺形の面積を求める公式は扱うため、台形の面積は簡単に計算できる)、間違ったプロパガンダが先行して不憫な話です。

この曲には「スマホの中に答えはない」「検索しても教えてくれない」という言葉が出てきますが、実は皆さん、それほど検索をしてはいないようです。検索すれば「ゆとり教育で円周率は3と教える」のはウソだとすぐに分かるのですが、検索した人はほとんどいませんよね。

検索はともかく、最も印象的なフレーズがこれです。

だけど今を幸せか不幸せか 決めるのは自分

宮崎奈穂子さんの曲には、自分らしさを求め、悩む姿がよく出てきますが、自分らしいかどうかは自分で決めればいいのではないでしょうか。

2014年3月5日水曜日

生きる力Part 2

(「生きる力」プロジェクトに贈る歌)

日産GT-Rの開発責任者だった水野和敏さんに贈った歌『生きる力』は既に紹介しました。今回紹介する曲は、タイト通り『生きる力』の姉妹編です。

サブタイトルをよく見ると、前作が「日産GT-Rプロジェクトチームに贈る歌」となっているのに対して、今回は「『生きる力』プロジェクトに贈る歌」です。

「生きる力」プロジェクトは、水野さんが日産を退職後に立ち上げられたプロジェクトです。詳細は、水野さんの公式ホームページ「水野和敏  [公式HP]」をご覧ください。
宮崎奈穂子さんは、「生きる力」プロジェクトの講演会に何度かゲストで呼ばれているようです。

本作は、『歌・こよみ365』4枚目のアルバム『Real intention』の1曲目です。それだけ力が入った曲なのでしょう。ちなみに「real intention」は「本音」という意味だそうです。

前作『生きる力』に比べると、少しおとなしめの曲になっています。どちらかというと、こっちの方が宮崎奈穂子さんらしい曲ですね。