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2014年3月25日火曜日

あなたの星

(ゆみこさんに贈る歌)

『歌・こよみ365』秋編のEXTRA Trackの曲です。

『歌・こよみ365』アルバムは、最後の曲が「夢に歌えば」です。

1枚目「早春編」は、10曲収録されていて、最後が「夢に歌えば」、その他は11曲収録されていて、最後が「夢に歌えば」、つまりオリジナル曲が10曲で構成されます。

ところが5枚目の「秋編」は、11曲目が「夢に歌えば」で、その後に今回紹介する曲が入っているという変則的な構成になっています。

また、通常レコーディングでは歌と演奏は別々に収録されますが、この曲は弾き語りだそうです。ブログにもこうありました。

そして一番最後の最後に、この6年間で初めて、
弾き語りでCDに収録させてもらった楽曲。。。

【「歌こよみ365】第5弾ニューアルバム「秋編」、WEBSHOPに登場しました^^」より

さらに、歌詞カードに収録されていません。

「秋編」の発売は、2013年11月23日、1年ぶりの単独ライブの日でした。どうしてもこの日に発売したいために、作業工程を省略したわけではないでしょう。レイアウト変更を考慮しても、そこまでぎりぎりの日程ではないはずです。

それに、CDジャケットの裏にはきちんと「あなたの星」とタイトルが印刷されています。

前置きが長くなりましたが、この曲は、親しい人が亡くなったことを歌っています。

伴奏やアレンジを他の人にお願いするよりも、自分だけですべてを担当することで追悼の意を表明したのではないかと思います。

多くの人の手をかけることで、完成度を高めて追悼するという方法もあるでしょうが、宮崎奈穂子さんは、すべてを自分の手で作って贈りたかったのでしょう。歌詞が印刷されていないのも、他人の手をかけたくないということかもしれません。

ただ、タイトルくらいは入っていないと本人にも伝わらないので、EXTRA Trackという形で収録し、ジャケットにタイトルと詞書きを付けたのだと想像します。

全部想像なので、真相は分かりませんけど。

2014年3月24日月曜日

RIE ~笑って~

(世界中に笑顔を広げるArtist Rieさんに贈る歌)

RIEさんは、ANA創立60周年記念特別塗装機(ボーイング767)のデザインコンテストに入賞した方です。

ANAのニュース

オンラインインタビュー

朝日新聞の記事から、リードを引用します(手元のコピーには、日付部分が切り取られていて、メモもしていないという失態)。

子供たちの笑顔のイラストが大空を飛んでいる。全日空の「ゆめジェット」。デザインしたのは、中野区在住のアーティストRIE(間弓莉絵)さん(30)だ。20代で挫折、逃げるように渡った東南アジアの島で、人の温かさに触れた。その思いをデザインに込めた。就航後初めての個展を、小金井市で12月1日から開く。

最後の文は「12月1日から小金井市で就航後初めての個展を開く」の方がいいような気がしますけど。

19歳の時に「飛行機の機体に絵を描く」と宣言したそうですが、機体デザインの公募は年中やっているわけではありません。

中断期間はあったようですが、なんでも思い続けてみるものです。

2014年3月23日日曜日

人生は冒険ゲーム

(小学生で企業ITコンサルタントの市村よしなりさんに贈る歌)

市村よしなりさんは、ITコンサルタントだそうで、著書に「人生で大切なことはみんなRPGから教わった」があります。

この曲の前奏がゲーム音楽風になっているのはそのためでしょう。

市村よしなりさんと宮崎奈穂子さんの対談が、オンラインセミナーになっています。

普通の女の子だった私が、武道館で6,000人のお客さんを集め、単独ライブができた理由とは?【無料オンラインセミナー】~路上から武道館へ~

市村さん、対談前にはきちんと宮崎奈穂子さんことを調べていただいたようです。人と会う前には、著作リストを眺め、何冊か読み、FacebookやTwitterの最近の書き込みには目を通すべきです。

当たり前のことですが、出来ていないことがたくさんいらっしゃいます。

その点、市村さんはきちんとした調べをしていらっしゃり、好感が持てます。

ただ、なかなかお忙しそうで、細部に勘違いがあったり、固有名詞を忘れたりしていました。対談のプロットを作っていれば、そこに取り上げる話題についてのメモを書けるのでしょうが、そこまでする時間がなかったのでしょう。

まだ公開中らしいので、興味のある方は受講登録をして視聴してみてください。

2014年3月22日土曜日

心のビタミン

(宏子さんに贈る歌)

「ビタミン(vitamin)」は、「バイタリティ(vitality)」と同じ語源で「命のアミノ酸」という意味だそうです。「バイタルサイン(vital sign)」と言えば、脈拍や呼吸など、生きていることを示す証拠です。

明るい曲ですが、例によって結構悩んでいるご様子です。

ここで宮崎奈穂子さんの言葉はいつも決まっていて「うまくいかないときは、自分が動け」です。

無駄な動きというのもありますが、自分ができることを考えて行動し、人と出会うことで道が開けるというのが、ほとんど偶然のようにデビューして以来の持論だそうです。

最後はこう結ばれます。

心のビタミン ほしいなら
待ってるだけじゃ 掴めない
動いて動いて がんばる人を
神様空から 見ていてくれる
だから動きだそう

人のキャリアは、ほとんどの場合偶然で決まると言いますが、ただ待っていれば何とかなるというわけではなく、今できることを一所懸命やった結果、思ったのと違う将来がやってくるということです。

2014年3月21日金曜日

言葉の力

(和菜さんに贈る歌)

人生に悩む女性の歌(たぶん女性だと思います)。

言葉の力は本当に大きくて、ひと言で傷ついたり元気が出たりするわけですが、同じ言葉でも誰に言われたか、どこでいつ聞いたかということが大きく影響します。

この曲の最後はこう結ばれます。

だからこんなとき 自ら言葉に会いに行くんだ
私が必要としている言葉はどこにある?
今の私から一歩前へ行くために

「出会い」は「出るから会える」と言うそうですが、自分から行動することで、新しい言葉に出会えたり、新しい解釈に出会えたりするのでしょう。

2014年3月20日木曜日

あなたと出会えたこの地球

(株式会社湘南貿易エコプロジェクトテーマソング)

一歩前へ」と同じ会社のための曲です。こちらのエントリもあわせてお読みください。

この曲は、リサイクルの啓蒙ソングのような感じになっています。

回収ペットボトルが、再生ペットボトルになるのは知ってましたが(他にフリースにもなるらしい)、ペットボトルの フタがボールペンになるのは知りませんでした。

もっとも、多くの場合、再生にかかるエネルギーは、新しく作るよりも多くかかるので、本当に再生が良いかどうかは分かりません。値段も再生品の方が高いことがありますし。

エコの基本は「3R」、Reduce(削減)、Reuse(再利用)、Recycle(再生)ですが、ReduceとReuseに比べてRecycleはコストがかかります。

なるべくReduceとReuseを心がけたいものです。

2014年3月19日水曜日

お腹の中の赤ちゃんへ

(Mさんの赤ちゃんに贈る歌)

ちょうど、この歌ができた頃、宮崎奈穂子さんのお姉さんに赤ちゃんが出来たそうです。この曲もお姉さんに贈る作品かと思ったら、違うそうです。

でも、作品を作っているときはお姉さんのことを参考にしたそうです。

この曲は赤ちゃんが生まれる前の話、生まれたあとの話が「生まれてくれてありがとう」、そして結婚式の歌が数曲、節目の歌が増えていきます。

ちなみに、私が生まれたときは「こんにちは赤ちゃん」が流行っていたそうです。この曲も、それくらい定番になればいいですね。

2014年3月18日火曜日

そんなあなたの存在が

(高橋美佐子さんに贈る歌)

「Real Intention」の「手紙」と似た感じの曲です。

ライブ仲間が聞いた話では、

プレゼントされて一番嬉しいのは手紙

だそうです。理由は

心がこもっていて、そして(物理的に)軽い

ということです。

路上ライブ中に、あんまり重いものやかさばるものをもらっても困りますからね。

目標達成のお祝いとか、お花はときどきありますが、それでも小さいものにしているようです。

最近では、FacebookやTwitterのメッセージという手もありますね。もっとも、タレントや歌手のFacebook/Twitterアカウントは、事務所の人も見ているのがふつうですけど、宮崎奈穂子さんはどうなんでしょう。

事務所によっては、手紙も見ているみたいです。宮崎奈穂子さんがどういう風にしているかは聞いたことありません。

2014年3月17日月曜日

まほろ横町

(まほろの皆様に贈る歌)

「まほろ」というと、なんとなく北海道の地名みたいですが東京都町田市です(ちなみに「ホロ」はアイヌの言葉で「大きい」という意味)。そして、地理的位置関係から神奈川県だと思う人が多いようですが、東京都です。

宮崎奈穂子さんが主題歌を担当した短編アニメ『嫌われ者のラス』のスタッフが町田・デザイン専門学校の出身であること、以前は「ネクストスタンダード」と題して、同校で頻繁にイベントを開催されていたことから、町田ゆかりの歌を作ったのだと思われます。

2013年2月16日には町田・デザイン専門学校で開催された「産学ネットワーク展」(卒業展という位置付けのようです)にゲストとして出演されています。

ご本人のブログ
明日は10:30から町田・デザイン専門学校にて!遊びにいらしてくださいー★

私個人の話で恐縮ですが、このときの「産学ネットワーク展」で、偶然見つけたのが「わたなべなな」さんで、強烈な個性を出す絵が強く印象に残っています。

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▲わたなべななさん(左)の展示、部屋になっている(同行した友人はひと目見て逃げました)

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▲こんな感じで細部にも凝っている

●まほろ横町に行ってきた

小説『まほろ駅前多田便利軒』(三浦しをん)に登場する架空の地名「まほろ市」が、町田市をモデルにしているそうです。そこから「まほろ市」を舞台にした映画やテレビドラマが生まれたようですね。

残念ながら、私は映画もドラマもさっぱり記憶にありません。「なんでもいいから、とりあえず現地に行け」と、友人のジャーナリストも言っているので、行ってきました。

検索してみると、町田駅北口の通りを「まほろ横町」と名付けたそうです。とりあえず北口に出てみましたが案内板は何もありません。さらに検索すると「ぽっぽ町田」という施設の近くに映画のロケ地があるそうなので、東口からそちらへ向かいます。

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▲ぽっぽ町田

中に入ると観光案内所がありました。

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▲町田観光案内所

「まほろ横町ってなんですか?」と尋ねたら「商工会議所が、新しい通り名を提唱しているようです、平日に商工会議所に聞いてください」との答え。場所くらい教えてくれるのかと、一瞬待ったのですが返事はありません。観光案内所がきっぱりと「(うちではなく)商工会議所に聞いてください」と言うのだから、教えたくないのかもしれません。

ぽっぽ町田からすぐのところが、映画のロケ地で、ポスターにもなったところだそうです。

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▲なんかのロケ地らしい

北口に回って、「横町」にふさわしそうな通りに入ってみると、ありました。

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▲これが通りの入口

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▲居酒屋さんの張り紙も雰囲気が出ています。

●「まほろ横町」の歌詞

歌詞にはこんな言葉が並びます。なお、町田滞在時間は30分くらいなので、見落としているか旺盛はおおいにあります。

  • 新聞配達の音…きっと新聞配達はあるでしょう
  • 焼きたてパンの匂い…パン屋さんは見つけられませんでした
  • 八百屋のおじさん…八百屋も見当たりませんでした
  • バスを待ちながら…まほろ横町は道幅が狭く、バスは通っていません
  • 小学生…たぶんいるでしょう
  • 改札の前で誰かの帰りを持ってるお母さん...改札の写真は撮りにくいので北口付近
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    ▲町田駅北口
  • カフェの店員さん...「Cafe & Dining」の看板がありました。ビル壁面のコピーは『狙っているあの子に「センスありますね」と思われたい男子の店』の看板(2階の喫茶店のようです)。いいコピーだと思いますが、こんなに大きく書いてあったら、連れてきた女の子にばれてしまいます。
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    ▲学習塾じゃなく、カフェを見つけてください

「まほろ横町」、商店街と住宅街が一緒になっていて、ちょっと懐かしい感じの街でした。

2014年3月16日日曜日

一歩前へ

(マラソンを走るすべての人と株式会社湘南貿易橋本社長に贈る歌)

サブタイトルから想像できるように、マラソンンランナーの曲です。もっとも、マラソンをモチーフにしていますが、先駆者やリーダー全般についての内容になっているので、誰でも共感できるでしょう。

湘南国際マラソン」というイベントがあります。株式会社湘南貿易は、産業機械の輸入代理店がもともとの事業のようですが、「エコロジー事業部」が湘南国際マラソンと関係が深いことから、この曲が生まれたと思われます。

また、同事業部のWebページではこの曲「一歩前へ」のMP3ファイルが公開されていおり、誰でも聞けるようになっています。

株式会社湘南貿易は、もう1曲「あなたと出会えたこの地球」という歌もあるのですが、それはまたの機会に。

なお、2013年11月3日に開催された第8回湘南国際マラソンでは、併設イベントに宮崎奈穂子さんが登場し、以下の6曲を収めたCDが発売されました。ミニアルバムと言っていいですね。ちなみに「歌・こよみ231/365」とありましたので、231曲目のようです。

  1. 一歩前へ
  2. あなたと出会えたこの地球
  3. わかってるんだけど
  4. 家族のように
  5. 路上から武道館へ

最初の2曲が新曲で、次の2曲が「歌・こよみ365」の既発表曲、「路上から武道館へ」のみ「歌・こよみ365」外ですが、前に書いたとおり、「歌・こよみ365」のテーマ曲「夢に歌えば」とは双子のような歌なので、「歌・こよみ365」の一部と考えてもいいでしょう。そもそも「歌・こよみ365」自体が、武道館コンサートの感謝を形にしたものです。

私はマラソンンはしないのですが、知人がちょうど湘南国際マラソンに参加していました。Facebookで知った私は「そこに宮崎奈穂子さんという人が歌っているからCD買ってきてくれ」とお願いしました。友人は「フルマラソンを終えてへろへろなのに、そんなお願いするんですか」と言っていましたが「いいから買ってきて」とひどいことを書いたら、本当に買ってきてくれました。いい人です。

実はこの友人、IT業界ではそれなりに有名人です。彼をパシリに使えるのはIT業界では私くらいかもしれません。本当にありがとうございました。

なお、CDには

Special Thanks to...
協栄産業株式会社取締役 古澤栄一様

とありました。こちらもリサイクルの会社のようです。

当日の様子を書いた宮崎奈穂子さんのブログ記事が「11/3(日)湘南国際マラソンにて、マラソンの歌「一歩前へ」などを歌わせて頂いてきました!」です。

2014年3月15日土曜日

ななつの星に願いを込めて

(北海道米応援の歌)

北海道の農協から依頼された、北海道米の歌です。

依頼主「米米北海道のブログ」は、勤務先を説得して楽曲を発注されたそうです。
以前に別のところで書いた記事「北海道で米を作ることと、路上から武道館へ行くこと」と「デジタルカメラの技術と農産物の品質管理」を転載します。


北海道で米を作ることと、路上から武道館へ行くこと

どの国の言語でも、文化的に重要なものや身近なものには、少しの違いを区別するための言葉がいくつもできると言われています。

たとえば、英語では雄牛と雌牛、去勢牛を区別しますし、カナダエスキモーには雪を意味する単語がいくつもあるそうです。

そう考えると、日本人に取って「米」は特別なものであることがよく分かります。植物としての名前は「稲」、収穫したら「米」、調理したら「飯」と、全部違う言葉だからです。
しかも「米を炊いたもの」と「食事一般」が同じ「飯(めし)」あるいは「ご飯」と呼ばれます。米だけが食事ではないでしょうに、驚くべき大ざっぱさです。

そういうわけで「調理した米」を指すときは「米の飯」という、「頭が頭痛で痛い」的なまどろっこしい言い方をしなければいけません。

北海道は、明治初期まで米がとれませんでした。旧北海道は「松前藩」と呼ばれましたが、石高は便宜的なものであって、米ではなかったという話です。

明治以降、品種改良が進み、北海道は質・量ともに全国有数の米産地となりましたが、まだまだ知られていません。私も最近まで知りませんでした。

●ななつの星に願いを込めて~北海道米応援の歌~

そこで、北海道米販売拡大委員会では、北海道米のイメージソングを作ってもらい、PRにつとめることになったようです。歌うのは、作詞・作曲も担当した宮崎奈穂子さん。

2曲あるのですが、主テーマ「ななつの星に願いを込めて~北海道米応援の歌~」がwebサイトで聞けます(いきなり曲が流れるので注意してください)。

北海道米「ななつぼし」「ゆめぴりか」にかけた歌詞が並びます。

北海道で米作りをしている人の決意と努力がふんわり歌われていて、ななかないい曲なんですが、ちょっと気になったのが「北海道米なんて、と言われた日もあった」という歌い出し。

ふつう、企業や団体をテーマにした曲ではこういうネガティブな言葉は使いませんが、いきなりネガティブです。

確かに、私の年代では北海道米というのは美味しいイメージがありません(今は魚沼産コシヒカリに匹敵するくらい美味しくなっているそうです)。

そもそも、北海道で米を作らなくてもいいだろうという意見もあったと思います。北海道と言えば、酪農やジャガイモのイメージですよね。

でも、最初に紹介したとおり、日本人にとって米は特別な作物です。どうしても米を作り、自給し、出荷したいと思ったのでしょう。

もともと米作りに適しているとは言えない気候の土地で、おそらくは多くの人に「米は無理だ」「わざわざ米を作らなくてもいいではないか」と言われたのではないかと想像します。そして、他府県はもちろん、きっと地元の方からも言われたのではないでしょうか。

歌を担当した宮崎奈穂子さんは、昨年11月2日に武道館単独コンサートを実現しました。路上ライブから、せいぜい数百人の箱を経験しただけで、いきなり公称席数1万5,000の武道館です。彼女の著書や講演によると「集客なんてできっこない」「武道館でやる意味があるのか」「やるとしても段階を踏むべきだろう」と言う人もたくさんいたそうです。

それでも、子供の頃からの夢だった武道館というのは、彼女にとって特別な意味を持っているのでしょう。最終的に6,000人を集めてコンサートを成功させます。

北海道米の曲を聴きながら、そんなことを思いました。

宮崎奈穂子さんは、「武道館の感謝の気持ちを形にするため、1年で365曲、あなたの歌を作ります」という試み「歌・こよみ365曲」に挑戦中で、この曲もその一環です。

「歌・こよみ」には個人の曲も企業の曲もありますが、だいたいにおいて個人の曲の方が盛り上がります。企業だとどうしてもドラマ性が薄まるので、それは仕方ないと思います。そのかわり、安心して聞ける曲になるので別に悪いことでもありません。逆に、個人の曲だと緊張が高まりすぎて疲れることもあります。

北海道米の歌は、企業(団体)対象にしてはドラマ性の高い曲になったのは、冒頭のネガティブな言葉があるからでしょう。

北海道米の歌は、シングルCDとして発売されています。ほとんどは北海道内で配布されるそうですが、先日の「Birthday Eve闇市」で売っていたので購入しました。

シングルには3曲入ってますが、3曲目は「夢を歌えば」で、これは「歌・こよみ365曲」のテーマ曲ですから実質2曲です。そして、この2曲目がさらに衝撃的でした。

●日本一の米所を目指す北海道米の歌 Rice Land Hokkaido

2曲目の「日本一の米所を目指す北海道米の歌 Rice Land Hokkaido」はWebサイトでは見当たらないので、今回初めて聞きました。

まず、出だしからすごい。「北海道米なんて」程度じゃ済みません。

「やっかいどう米」と言われた時代があった
「鳥またぎ米」とばかにされたりもしたけれど

「ほっかいどう」じゃなく「やっかいどう」ですよ。鳥も食わずにまたいでいく「鳥またぎ」ですよ。こんな言葉、生産者に対して言えますか。でも言われたのでしょうね。

北海道の多くの米ブランドとともに、専門用語も登場します。たとえば「タンパク仕分け」。米は、タンパク質含有量が少ない方が米の食味が良いそうです(さっき調べた)。低タンパクな米を選別するのが「タンパク仕分け」のようです。

仕分けされた米はどうなるのでしょう。価格が下がるか、加工に回されるか、廃棄ってことはないと思いますが、自分の作った米が二級品になってしまうのはつらいことでしょう。
歌には「7.4はきっと今年も厳しいけど」という数字も登場しますが、これはタンパク仕分けのしきい値のようです(さっき調べた)。1年かけて育てた米が、7.4という数字で選別されるわけです。

それにしても、よくこんな生々しい歌ができたなあ、と思います。

楽曲としては1曲目の方がスマートですが、生産者には2曲目の方が心に響くかもしれません。ちょうど「夢に歌えば」と「路上から武道館へ」のような関係でしょうか。

2つの曲は同じシーンを歌っていますが、ずいぶんと印象が変わります。

▲「路上から武道館へ」

▲「夢に歌えば」

それにしても。現在でも、北海道で米作りをすることは大変なことではないかと思います。まして、先人の苦労は並大抵のことではなかったと思いますが、農協のWebサイトにはそうした苦労話が一切登場しないのがかっこいいですね。

これから北海道米を食べようと思いました。

【追記】
続編の記事を書きました「
デジタルカメラの技術と農産物の品質管理

【12/23追記】 私、「日本一の米所を目指す北海道米の歌 Rice Land Hokkaido」が農協の方の作詞だということにあとで気付きました(本ブログに作詞者の方からコメントをいただいています)。

1曲目も「やっかいどう米」という言葉を入れようとしたのですが、言葉が悪すぎると「北海道米なんて」に落ち着いたそうです。


デジタルカメラの技術と農産物の品質管理

デジカメの普及で、写真のうまい人が増えました。フィルム時代は撮影→現像→評価のサイクルが長く、評価してもらった頃は撮影時の感覚を忘れてました。今は撮影と同時に自分で確認できますし、各種SNSで瞬時に評価をもらえます。

それに比べて農産物は、多くの場合、年に1回しか評価されず、結果を活かすのは翌年です。それでも品種改良を継続的に続ける努力は尊敬に値します。

さて、北海道米の話の続きです(元の記事は「北海道で米を作ることと、路上から武道館へ行くこと」)。

私の父の実家は滋賀県の米農家で、親戚にも多くの農家がいます。作付けしているのは主に「日本晴」です。

一般に流通している米では分からないと思いますが、米は生産者が違うと違う味になります(米に限らず農産物はだいたいそうです)。父の実家と、叔父の家では味が違います。隣の田んぼでも違うので、土壌の影響は最小限のはずです。

農協は、複数の生産者の米を混ぜることで一定の品質を確保しているのだと想像しますが、それでも極端に外れた品質の米があると困るでしょう。

「北海道米」というブランドを確立するために、米の品質を安定させたい。そういう思いが、宮崎奈穂子さんの歌「日本一の米所を目指す北海道米の歌 Rice Land Hokkaido」から伝わってきます。

農家の方は皆さんこだわりがあり、結構大変だったんじゃないかと思います。数分の曲ですが、いろいろ考えることがありました。