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2015年2月14日土曜日

大人の私へ (311/365)

「中学生の私」から、「大人の私」に尋ねる歌です。

「あの頃の私に伝えたい」という曲はときどきありますが、逆は結構珍しいのではないかと思います。

何か、つらいことがあって、大人になったら解決するだろうか、それとも続くのだろうかと思っているのかもしれません。

  • どんな仕事をして、どんな毎日を過ごしていますか?
  • 中学生の頃の悩みを覚えていますか?
  • 誰にも言えないコンプレックスは大人になっても抱えていますか?
  • 夢はかないましたか?

そういう歌です。

すべての大人がそうとは限りませんが、中学生のような悩みはだいたいなくなります。もっと大事なことが見つかるから。もしかしたら、忘れてしまうかもしれません。

コンプレックスはなくならないですね。ただ、慣れます。

夢は、どうでしょう?

確かなのは、大人になるのは、悪いもんじゃないってことです。

2015年2月11日水曜日

流れていく雲を見つめて (308/365)

いろんなもののテンポが早くなっていく中で、

そんな中だからこそ 空を見上げて
流れていく雲を見つめて
がんばってる自分を 褒めて上げるのもいい

という歌です。

テンポが早くなっている例に、こんなものが挙げられます。

  • 飛行機…乗降時間に余裕が必要なので、国内線は意外に早くありませんが、国際線は航続距離が伸びたため、大幅に短縮されています。たとえば、昔の米国便はアラスカのアンカレッジで給油していましたが、今は基本的に直行便です。
  • 新幹線…東海道新幹線が開通したとき、東京-新大阪間は3時間10分(190分)でしたが、現在は約2時間半(150分)になりました。
  • インターネット…インターネットの商用利用が解禁される前、1980年代は電子メールの到着に丸1日かかる場合もありました(技術的な説明は省略します)。宛先を間違えた場合、エラーが返ってくるまで2日かかったこともあります。現在は数秒以内に到着します。
  • コンビニ…コンビニエンスストアの代表「セブンイレブン」は、名前の通り午前7時から午後11時の営業でした。現在では24時間営業が一般的です。商品の入れ換えも頻繁ですし、売り上げ情報は数時間以内に本部へ連絡されるそうです。
  • パソコン…ビジネスにパソコンが活用され始めたのは1985年頃です。当時と比べて今のパソコンは、安いものでも計算速度が5000倍、メモリ容量が4000倍、外部記憶装置の容量が100万倍くらいになっています。
  • クラウド化…新しくコンピュータを用意してサービスを提供するまで(たとえばWebサイト)、1980年代には数週間かかっていたものが、クラウドサービスを使えば5分でできます。実際に5分で作ってみました(Microsoft Azure IaaS講座: 5分で作れるサーバーシステム(1限目) ~とにかく仮想マシンを作ってみよう~)

こうして見ると、特にコンピュータ関連の速度向上が目立ちます。

この傾向は、パソコン以前、コンピュータが企業内で使われるようになった1970年代から顕著になっています。

「情報の氾濫」を警告する人もいましたが、本当の意味を分かっていた人は少なかったかもしれません。小説家の庄司薫は、情報氾濫の意味を理解していた数少ない人で、1970年代に「情報の多いのが問題ではなく、解釈が多いのが問題だ」と主張していました。

現在、情報が多いこと自体は、検索技術の発達と、個人の嗜好に合わせた自動フィルタリングである程度解決されていますが、解釈は機械的なフィルターができません。

また、検索や自動フィルタリングに頼りすぎて、自分の意見なのか他人の意見なのか分からなくなってしまうこともよくあります。

そんな中だからこそ、地に足を付けて、自分を見失わずに頑張っていきたいものです。

2015年2月1日日曜日

女の子はがんばり屋さん (298/365)

かわいい子は、単にかわいいだけじゃなく、努力してかわいいという曲です。「女の子は」とありますが、「男の子」だってかわいさや愛敬は大事です。

気持ち良い人間関係を維持するためには、さまざまな「努力」が必要です。同じような技術があって、同じような値段で、同じような仕事をする場合、実際に仕事を発注してもらえるかどうかは印象で決まります。

笑顔で挨拶ができる、相手の目を見て話す、返事はしっかりする、仕事の愚痴を言わない、といったことで、次の仕事が決まることはよくあります。

金額や納期の問題で、仕事をもらえなかった場合でも、印象が良ければ次の仕事があるかもしれません。

「そんなことで決まるのか」と思う人もいるかも知れませんが、そんなことで決まることも中にはあります。大したことではないので、心がけたいものです。

面白いのは

誰より強い芯を持って 生きていく
遮る壁をなぎ倒すくらいの
エネルギーで生きていく

という歌詞です。「かわいい」とか「愛嬌」の歌なのに、「さえぎる壁をなぎ倒す」というギャップが面白く、また、女の子の覚悟が出ています。

それにしても、「歌・こよみ365」には、女の子の歌はたくさんありますが、男の子の歌はほとんどないのが残念です。

2015年1月4日日曜日

すべてのものは出会いの奇跡から生まれた (270/365)

人との出会いは多くのものを生みます。でも、単に会うだけではだめで、日頃から準備しておく必要があります。

心にアンテナ立てて 自分のセンサー研ぎすまそう

というのはそういうことでしょう。

ニュートンがリンゴが落ちるのを見て万有引力の法則を思いついた

と言いますが、リンゴが落ちるのを見た人は大勢いるわけですが、そこから万有引力を思いつき、さらに数式化したのはニュートンの天才たる所以です。もっとも、リンゴの話は後世の作り話だという説のほうが有力ですが。

そのニュートンも、1人ですべてを考えたわけではありません。

私がより遠くまで見渡せたとすれば、それは巨人の肩の上に乗ったからだ。
If I have seen further it is by standing on ye sholders of Giants.

という言葉があります(オリジナルなニュートンではないそうですが)。

「巨人の肩」は必ずしも論文だけではありません。どんな学会も、定期的に全国大会や研究会を開くのは、直接会って話すことの重要性を分かっているからです。インターネットの規格はメーリングリストなどで決まっていきますが、直接会うミーティングも定期的に開催されています。

人と会って話をすることはそれだけ重要なことと考えられています。古代ギリシャの哲学者ソクラテスは「本など読まずに話をしろ」と言ったくらいです(だからソクラテスは書物を残さず、その思想は弟子のプラトンが記録しています)。

場合によっては、対話ではなく、ただ人に話を聞いたもらうだけで問題が解決することもあります。人と出会う力はそれだけ強いのです。


ところで、「万有引力」は「万有」というくらいですから、すべての物質にあります。リンゴか木から落ちるとともに、地球はリンゴに引き寄せされるのが「万有引力」の意味です。

もちろん、地球の動く距離は全く測定できないくらいわずかなものです。

月と地球くらいに差が縮まるとお互いに影響が出てきます。ちなみに、月と地球の質量比は約81倍ですが、リンゴと地球だとは3兆のさらに3兆倍の差があります。

潮の干満は、海水が月の引力に引っ張られるために起きるのですが、満潮になった場所に対して地球の反対側も満潮になります。これは、海水だけではなく地球も月に引っ張られるためです。

干満

2014年11月24日月曜日

プライド(230/365)

「若いときに悩んだことを無駄にしないために、今頑張ることが私のプライド」という歌です。こういう発想はあまり聞いたことがなかったので新鮮です。

済んでしまったことは、どうやっても取り返すことはできませんが、未来は変えることができます。

どんなことがあっても「それもみんな何か意味があることだから」(落ち込まないぞ(221/365))と言えるのは、「未来の自分が意味あることに変えたから」ということでもあります。

この曲は、過去の自分に対して「私の苦労は無駄にしない」という歌ですが、逆に「今の苦労を無駄にしない」と未来に向かう歌でもあります。

2014年11月16日日曜日

キレイになりたかった私へ(222/365)

女性にとって、美醜は人生の大問題のようです。

確かに、美人は美人だというだけでモテます。それはもうどうしようもない事実です。そして「美人」は、基本的に女性にしか使わず、男性に対応する言葉はありません。こういう用語は「欠性対立」と呼び、差別的な発想が根底にある確率が非常に高いとされています(もちろん「妊婦」のように、原理的に男性があり得ない言葉もあります)。

最近は「イケメン」という言葉が使われ、美人の対応語ということになっていますが、「美人」が女性人口の50%くらいを指すのに対して(私の基準です)、「イケメン」は男性人口の1%くらいしか指さない(私の基準です)のではないでしょうか。父と母、叔父と叔母、弟と妹などはほぼ半々であるのに対して、大きな差があります。

ただ、美人かどうかはその人の長所のひとつではありますが、唯一の基準ではありません。他にも多くの評価基準があります。

男性の場合は、価値基準が多様化しており、顔が悪くても、スポートをしている姿がかっこいいとか、話が面白いとか、さまざまな要素があります。

映画「私をスキーに連れてって」で、「あなたがモテるのはスキー場だけ」と言われますが、原田知世と結ばれますし、実は原田知世と仲を取り持つ女性も昔からその男性を好きだったことが示唆されます。スポーツ選手と結婚する女優というのはよくある話です。

また、決して美形とは言えないコメディアンが美人女優と結婚する例もたくさんあります。明石家さんまは、今でこそ女性に人気がありますが、デビューした頃は特別な芸もないし、美形でもなく、「その他大勢」扱いでしたが、トーク番組に出るようになってからブレークしています。

女性に対しても、単一の価値観で評価する時代は、本当はもう終わっています。ちょっと気の利いた男性は、美醜で彼女を選ぶことはありません。そりゃ、美人ちゃんがいればお近づきになりたいと思いますが、それだけが評価基準というわけではないんです。

大人になれば、そういうことがちょっとは分かるかもしれません。分からない人は相変わらず悩んでいるようです。化粧技術の駆使くらいで留まればいいんですが、美容整形を病的に繰り返すようになると深刻です(美容整形そのものを否定するわけではありません)。

この歌では、きちんと向き合えたようです。

ごめんね 大人の私も 美人とは言えないし
今もまだ 比べては 悩んだりする毎日です
だけと毎日がちゃんと意味あるものになってる
夢に向かって歩けてる
だから、もう 悩まないでいいよ

ちなみに、すべてのパーツを「美しい」で構成した顔写真は、確かに美人だけど、特別な魅力は感じないそうです。

2014年10月26日日曜日

セレンディピティ(201/365)

「セレンディピティ」は、思わぬものを偶然に発見する才能を意味します。

この曲は、幸せになりたい女の子が旅の途中で転んだ時、「痛いの痛いの飛んでいけ」というおまじないを教えてもらったことから始まります。

おまじないの効果があったので、偶然見つけた怪我をしたウサギに試したら、やっぱり効果があって、それが嬉しくて、誰かの痛みを治すことが目的になり、女の子の夢は、幸せになることから、幸せに気付いてもらうことになった、という話です(そして、その夢はかないました)。

この話で大事なことは、女の子の目的は変わったものの、結果として「幸せになる」という最初の目的は達成されていることです。

人間は、もともと自分の快楽より、人が喜んでいる姿を見ている方が楽しい性質を持っているようです(「大人って(118/365)」や「ACTION ~あなたが背中を押してくれたから~」で書いた通りです)。

思わぬものを偶然発見したけれど、結果としては当初の目標が達成されているのが面白いと思います。

旅に出て欲しいものを得るといえば、「オズの魔法使い」です。何度か映画やドラマになっていて、ラストは微妙に違うのですが、ストーリーは同じで、ドロシーという少女とともに、脳みそがない(だから考えることができない)カカシ、心のないブリキの木こり、勇気のないライオンとともに旅をする話です。

旅の途中、さまざまな困難なことがありますが、みんなで協力して切り抜けます。最終的に、オズの魔法使いから、粘土の脳、スポンジで作った心臓(英語では心と心臓は同じheartです)、勇気が出る薬と言われたオレンジジュースをもらいます。すべて偽物ですが、全員が旅の途中で、それぞれ欲しいものを手にれていたという話です。

『セレンディピティ』の女の子も、幸せになりたいと思いながら、当初の目的とは違う道に進みますが、結果として幸せになっています。

ちょっと寄り道をしていると思っても、最終的には思いがかなうという話じゃないかと思います。

そもそも、人間のキャリアは偶然の産物であるという説があります。これについては、別のブログで「【読書日記】路上シンガー宮崎奈穂子」という記事を書きました。その一部を抜粋します。


人間のキャリアの多くは偶然作られると言われる。目の前のことに全力で取り組み、できることをやっているうちにキャリアが自然と作られる。1つの目標に固執すると、かえってキャリア形成を阻害する。スタンフォード大学のクランボルツ氏はこれを「計画された偶発性理論」と呼んだ。

クランボルツ氏によると、予想しない偶然的な出来事を活かすには以下の5つの要素が必要だという。

  1. 好奇心
  2. 持続性
  3. 楽観性
  4. 柔軟性
  5. 冒険心(リスクテイキング)

面白いことに、宮崎奈穂子にはこれらの要素がすべて備わっている。彼女は「歌手になる」という目標を立て、一直線に進んでいったように見えるが、本書を読むと案外寄り道の多いことが分かる。小学生のときは、合唱部とブラスバンド部の両方に所属していた。どちらかを選びなさいと迫る母親に対して「両方やる」ときかなかったという(好奇心)。

中学では吹奏楽部に入り、肺活量を付けようとサックスを担当したかったのに、担当したのはパーカッション。しかも最初の半年はメトロノームに合わせて1日3時間机を叩き続けた。もともと「同じことを継続する習慣があった」というが、本意ではないことをこれだけ続けられるのは普通ではない(持続性)。

後になって「この経験が基礎的なリズム感を養うことができた」と振り返るわけだが、当時は「なんでこんなことやっているのだろう、選択を失敗した」と思ったこともあるに違いない。しかし、ここで「歌手になるには無駄な作業だ」と思って、1日30分しか練習しなければ本当の無駄になってしまったかもしれない。3時間やったからこそ役に立ったと言える。

高校では弾き語りができるようになりたくて、ギターをマスターするために軽音学部に入ろうとしたら、マンドリン部に誘われ、そこでクラシックギターを弾いていたという(ギターとマンドリンはセットで演奏されることが多い)。

こうして列挙してみると「歌手」という目標から微妙にずれていることが分かる。本人は大まじめだったと思うが、知らないうちに「目標にとらわれすぎない」という原則を満たしていたことが分かる。


路上シンガー宮崎奈穂子 武道館公演への軌跡 ~Birthday Eve~

2014年10月23日木曜日

ほんとは ほんとは(198/365)

強いとか弱いとか(74/365)」は、「君は/私は強いから」「私は/君は弱いから」って簡単に言えるものじゃないよ、っていう歌でした。

この曲は「あなたは強い」って言われるけど、本当は逃げ出しそうな自分を必死で引き留めているという歌です。

ちょっと分からないのは途中にある

人の心の痛みが分かるには
自分が痛みを経験することだと
昔から言われるこの言葉もきっと
腑に落ちるには経験しかないんだ

です。

あなたは私のことを「強いね」って言うけど、
あなたは経験していないから、私の気持ちは分からないでしょう

という意味なのか、あるいは

あなたは私のことを「強い」と思うことで、自分の弱さを知って傷つく
そのことを私は気付かなかった

という意味の、どちらでしょう。

もっとも、どちらであっても生き方は大して変わりません。

小説家の庄司薫が、長編評論『狼なんか怖くない』でこんなことを書いています。

美人ちゃんは、美人というだけで人を傷つける

美人かどうかは持って生まれた要素が強く、本人の責任ではありません(美人の素質を生かすかどうかは本人の努力ですが)。けれども、他の人から見ると「あの人は美人だから」とねたみの対象になり、「それに引き換え私は」と(勝手に)傷ついてしまうという話です。

じゃあ、生きていても人を傷つけるだけだから、自殺しようと思っても、「他人を傷つけるのを恐れて自殺する」ということ自体が美談になり、結果として他の人を傷つける。しかも、死んでしまった以上、償うことすらできないという事態になってしまいます。

庄司薫の結論はこうです。

成長の過程で他者を傷つけたとしても、成長の結果で恩返しをすれば良い。
すれば良い、というより、それしか方法が無い。

人の痛みが分からず、人を傷つけてしまった場合、その傷を癒やせるくらい大物になって恩返しをするということです。

だからといって、積極的に他者を傷つけていいというわけではありませんが、確かに他に方法はないと思います。

2014年10月22日水曜日

今この場所で学ぶべきもの(197/365)

宮崎奈穂子さんにしては珍しい調の曲です。歌詞のストーリーは以下の通りです。

  • 努力しているのに、思うように成長できない
  • 今この場所での努力が大切
  • 自分で感じられなくても、環境が変わったとき、自分の成長を実感できる
  • 今ここですべきこと、出会うべき人がいる
  • タイミングは予測できないから、常に準備しておこう

今まで、当たり前だと思っていたことが、実は並外れた能力だったということはあります。ある環境では当たり前の能力が、別の場で重宝される経験を持つ人も多いでしょう。「私なんて」と謙遜するのは必ずしも美徳ではありません。

先日、宮崎奈穂子さんのずいぶん古い動画を見つけました。予想に反して大変下手くそでした。本人の名誉のため、どこで発見したかは書きません。

私が出会ったときは、路上ミュージシャンとしては上手な方だったと思いますが、昔のライブの動画を見ていると、今の方がずっと上手くなっていることが分かります。

特に、武道館コンサート以降の進歩が著しいという評判です。

毎日のように曲を聞いていると分からないことでも、時間が経つと進歩が分かることもあります。だから、毎日の積み重ねが大切だという話です。

そして、タイミングが予測できないというのもその通りで、『歌・こよみ365完全版』には「タイミングの神様」という曲もあるくらいです。

もっとも、いつ起きるか分からないタイミングのために、毎日準備するというのは、なかなかできることではないのですが。

2014年10月19日日曜日

ひとりひとり(194/365)

ひとりじゃ何もできないけど、ひとりひとりが自分のできることを頑張れば大きなことができるという歌です。

先の「逆上がり」なんかにも通じるところがありますね。

また、「楽しいことないかな」って自分のことだけ考えていたり、失敗したりしても、そばにいてくれたり、叱ってくれたりした人がいたという歌詞もあります。

人を育てるのは根気がいることですが、それだけ価値のあることです。

バカな人はいない、バカな行動があるだけ

という言葉があります。バカな行動をしても、言って聞かせ、やってみせれば、何が悪かったかを理解し、改めることもできるでしょう。短い曲ですが、そういうストーリーを感じました。

『歌・こよみ365完全版』の16枚目は、時間的な流れ表現した曲が多いようです。この曲も、単に「ひとりひとりが頑張ろう」というだけではなく、失敗してもやり直せるということを示しているのではないかと思います。

ところで、この曲は歌詞もいいんですが、「ひーとりー ひとーりがー」というメロディも素敵です。例によってお伝えできないのが残念です。

2014年10月18日土曜日

逆上がり(193/365)

前に書いた「逆上がり」に若干の加筆をしました。そもそもが別の記事の転載なので、転載の転載になってしまいました。

また、動画を付けたので、ぜひ聞いてください。


▲私の出版記念パーティに来てもらったときに歌っていただきました。

CDはもう少し速いテンポで歌っています。また、CDでは「できる」となっている歌詞の一部が「やれる」に変わっています。以前、ライブで聞いたときも変わっていたので聞いたら意図的に変えたということです。

おそらく「できる」よりも「やれる」の方が強い意志が感じられるからだと思います。


これは本当にいい曲で、今まで聞いた「歌・こよみ365」50曲あまりの中での傑作だと思います。

以前書いた別のブログ記事「宮崎奈穂子「逆上がり」」から転載します。

オチを言ってしまってますが、まあ別にいいでしょう。


宮崎奈穂子さんの新譜「歌・こよみ365~Women~」の収録曲の歌詞が、ご本人のブログで少しずつ公開されています。

歌・こよみ365~Women~」は、主に仕事がテーマです。
6/26(水)に公開されたのは「逆上がり」。

この曲は(この曲も)、よく聞き込むと本当に素敵な歌詞で、4分ちょっとの間に3つのテーマが入ってます。

表面的な内容は、小学生時代に逆上がりの練習をしている話ですが、逆上がりを人生の目標に置き換えて語っています。

全歌詞は、宮崎奈穂子さんのブログ記事『【歌・こよみ365第3弾アルバム「Women」リリース御礼!!】歌詞公開*「逆上がり」』を読んでいただくとして、ここでは大事な箇所を抜き出して紹介します。きっと試験に出ます。

その1: あきらめないこと

最初からできる 人なんていない
夢を叶える方法は たったひとつ
「叶えるまで諦めないこと」

もちろん、「あきらめないこと」が一番難しいのですが、「やりたいと思わないことはできない」のは確かです。

本当の逆上がりにはコツがあって、練習量を減らすことはできるでしょうし、自然にできる人もいるでしょうが、全く練習なしにできる人はおそらくいません。

宮崎奈穂子さんも、幼い頃からピアノを習い、マンドリン部でギターを弾き、ボーカルスクールに通っていたそうです(なぜマンドリン部でギターなのかは、著書「路上シンガー宮崎奈穂子」をどうぞ)

その2: 人の力を借りること

どうしても逆上がりができずあきらめようと思ったときに、先生が手伝ってくれます。

華奢な腕なのに背中を えいって押してくれた
その瞬間 知らなかった世界が見えた

表面的には逆上がりをするために添えた手のことですが、この後に続く歌詞を読めば「自分の夢(やりたいこと)を助けてくれた」という意味が分かります。

あの日先生が教えてくれたこと 大人になってやっと分かった
ひとりじゃできないことも ふたりならできること

自分がやりたいことを実現するのに、人の力を借りるのは恥ずかしいことでも何でもありません。助けてくれる人がどれだけいるかが本人の力量です。

宮崎奈穂子さんも、ひとりで「武道館単独公演」を実現したわけじゃありません。バンドメンバーや事務所の人はもちろん、一緒に行く人の当てもないのにチケットを2枚買った人、ことあるごとに宣伝してたら「うるさい」と怒られた人、こういう人の力があったから実現したのだと思います。まあ、あんまり大きな力でもなかったかも知れませんけど。

その3: 恩送り

一番感動したのが最後のフレーズです。

ランドセルが揺れる 職員室から眺めた空
私あの日の先生みたいに なれてるかな

「恩送り」という言葉があります。
受けた恩をその人に返すのが「恩返し」、別の人に送るのが「恩送り」。

恩返しは大事なことですが、当事者同士で完結してしまいます。
恩送りは、送られた人がさらに別の人に送ることで、どんどん広がっていきます。

恩送りと恩返しは、宮崎奈穂子さんの著書「路上から武道館へ」の最終章のテーマにもなっています。

20121111-back
▲恩返し

20121111-forward
▲恩送り

宮崎奈穂子さんのブログ記事『「歌・こよみ365」という挑戦を始めます」』によると「歌・こよみ365」というのは、

(武道館の成功を)恩返しの気持ちを込めて、
皆様のドラマを、代わりに歌わせて頂き、
広めさせて頂きたいと思います。

ということだそうです。

実際には、武道館後に知り合った人も対象ですので、恩返しというよりも恩送りに近いのですが、いずれにしても「他人の歌を作る」というプロジェクトです。

でも、そこはやはりシンガーソングライターですので、どうしても自分が出てしまいます。楽曲を依頼する方も、それを期待していることでしょう。

「逆上がり」も、こうして見ると見事にご本人の思いが込められています。
ぜひ、多くの人に聞いて欲しい曲です。

歌こよみ365 Women~夢に歌えば~」は、Amazon.co.jpなどで購入できます。
(既に出荷は停止しているので、もうないかもしれません)

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2014年10月17日金曜日

きっと大丈夫(192/365)

必要なタイミングで必要な人に会える、だからきっと大丈夫という歌です。

今度は、根拠のある「大丈夫」ですが、その前提となる「必要なタイミングで必要な人に会える」に根拠はありません。

根拠はありませんが、実際にそういう経験をした人は多いはずです。

たとえば、宮崎奈穂子さんとローソンの方の出会いは前に書きました(出会いの奇跡(143/365))。

この歌では、偶然再会した人が言ってくれた言葉にあてられたメロディが印象的です。

「どんな時も 環境や人のせいにせずに
前を向いて笑顔でいれば
きっとすべてが上手くいくよ」

環境や人のせいにしたら、改善しようという気にならないからかもしれませんね。

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▲文化放送と縁の深いアイドルユニット「トーキョーチアチアパーティ」に楽曲提供をした縁なのか、文化放送の1階サテライト広場でレコード発売ライブがありました。

2014年10月16日木曜日

人間はめんどくさい(191/365)

嫉妬したり、取り繕ったり、自分に嘘ついたり、人間はめんどくさいという話。

ほんとにめんどくさいですが、それも大人になったということでしょうか。

実は、宮崎奈穂子さんの曲には「めんどくさい」詞がとても多く出てきます。特に、武道館コンサート前後に出た2枚のアルバム「路上から武道館へ~Birthday Eve~」「My Way~就職は武道館で~」には「存在意義」とか「ほんとの価値」とか、めんどくさい言葉がたくさん並びます。

2010年に発売された『仕事と結婚と私』という曲にも、いろいろめんどくさい話が出てきます。想像するに、高校時代からめんどくさいことを考えていたのではないかと思います。

大人になるというのは、めんどくさいものです。若い頃からめんどくさいことを考えてきたとしたら、それだけ早く大人になったのかもしれません。

『歌・こよみ365完全版』16枚目では、大人になる話がたくさん出てきますが、どれもいいことばかりではありません。それでも頑張って生きているのは、若い人と変わらないのかもしれません。年を取ったから悩みがなくなるわけでもありません。

小学生の頃、大学生は大人だと思っていましたが、実際に大学生になったら大したことありませんでした。大学生の頃は、30代は一人前だと思っていましたが、実際にはそうでもありませんでした。50代になると、めんどくさいことには慣れてきましたが、思っていることはあまり変わりません。

それでも「慣れてきた」ということが、大人になったということかもしれません。

2014年10月12日日曜日

大人になってできなくなること(187/365)

大人になって、パソコンやスマホや、その他難しいことはできるようになったけど、声を上げて泣いたり、自分の夢を語ったり、素直に感情を表せなくなったことを歌います。

思ったことをすべて口に出したら、人間関係が成り立ちませんが、素直になっていいところで、素直になれないということはあるかもしれません。

歌詞もいいのですが、でも、この曲の一番いいのはメロディだと思います。

悲しいとき 声を上げて泣くこと
怖がらずに 失敗をすること

同じメロディが何度も繰り返されますが、歌詞と合わさってとてもいい曲に仕上がっています。メロディを言葉で伝える技術が私にないのが残念です。

特に「悲しいとき」のワンフレーズがほんとにいいメロディで、一時期、この曲だけをずっとリピートしていました。

法的にも道義的にも、引用は自由に出来るので、機会があれば公開したいと思います。