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2015年4月9日木曜日

バイバイ (365/365)

「歌・こよみ365完全版」の最後にふさわしいタイトルです。

不安や悩みからバイバイできたらいいのに、と思うものの、良いことと悪いことは表裏一体なので、悪いことにバイバイしたら、いいことも失ってしまうという歌です。

闇があるから 光だと気づくように
全てバイバイしたら 光さえ失っちゃう

まだまだ 夢は遠いな (360/365)」と似たようなモチーフです。

最後はこんな風に終わります。

手をつないでみよう 手をつないでみよう
そしたらとっても しなやかな心になれるから

嫌なことからバイバイするのではなく、他の人と一緒にいることで(手をつないでみよう)気持ちが変わると言っているのでしょうか。

「歌・こよみ365」は「武道館コンサートの感謝を形にする」がスタートでした。

何度か書いたように、武道館は得たものも多くありましたが、失ったものもたくさんあるのではないかと思います。直接の原因ではないにしても、間接的なきっかけになったと思われる事件があったことも、武道館前後のファンなら想像していると思います。

いいことと悪いことは一体であり、分離できません。だとしたら、気持ちを切り換えたり、見方を変えたりするしかありません。その時に助けてくれるのは、一緒にいる仲間なんだろうと思います。

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▲最後はやっぱりこれ「ありがとうございました」

2015年4月8日水曜日

ゆだねる (364/365)

「自分のことは自分でしなさい」っていう言葉が、子供に対してではなく、青年期の男女に使われるようになったのはいつ頃からでしょうか。特に、最近は強調されているようです。

明治から戦後にかけて活躍し、大学で数学を学んだ人は誰でも知っているくらい有名な数学者、高木貞治氏は

微分のことは微分でせよ (自分のことは自分でせよ)

と言ったそうです。単なる駄洒落なんですが、当時既に、若者に対して「自分のことは自分で」という価値観があったことが分かります(「微分学の定理は、微分だけを使って証明すべき」という意味を含んでいたという説もあります)。

この曲は、なんでも自分で決めて、考えて、意見を通して、そういうことをしていると疲れてしまうという歌です。

それは大事だけど、あんまり疲れてしまっては身体が持ちません。

ゆらり ゆらり 人生という海に浮かぶ
がんばって がんばって がんばったら
ときには ゆだねる ことも大事です
心の力 ぷしゅう 抜いて

最後はこんな風に終わります。

人生の目標を明確に決める人は、何かの事情でその目標が達成できなくなったとき、大きく落ち込む傾向があるようです。

目標が達成できなかったことは残念ですが、そのおかけで別の目標が見つかることもあるし、そもそもその目標が無意味なこともあります。

目標達成の過程は無駄にならないとしても、目標の意味がなくなることはしばしばあります。

たとえば、四則演算だけで平方根を求める技術があります。業種によっては、長方形の二辺の長さが分かっているとき、対角線の長さを知りたいことがあるでしょう。

2辺の長さをそれぞれa、bとした場合、三平方の定理により対角線の長さは√(a2 + b2)となります(図)

root

ここで、ルートの計算が簡単にできれば便利です。ルートを計算する公式はあるので、ちょうど割り算と似たような形で求めることは可能です。

でも、多くの電卓にはルート計算の機能がありますから、そこで努力しても結果が報われることはほとんどないでしょう。ほとんど使いもしないルート計算機能が電卓についているのは謎ですが。

目標設定は大事ですが、過程も同じくらい大事にしてください。そういう歌は「歌・こよみ365完全版」にはたくさんあります。宮崎奈穂子さんが、自分で設定した目標を達成できなかったことが何度もあるからかもしれません。

ところで、歌詞には「ぷしゅう」という特徴的なオノマトペが登場します。「心のストレッチ(101/365)」には「ぷしゅ~」という言葉(歌詞カードによる)が出ているので、あわせてお読みください。

2015年4月2日木曜日

鎧 (358/365)

自分のしていることに、どんな意味があるのだろうと自問する歌です。

ぐんぐん過ぎていく毎日に
負けないようにしがみついてたけど
気づいたら 重たい鎧(よろい)をまとっていて
立ち上がれなくなっちゃんったんだ

というのがタイトルの由来です。

自分を守るための「ポーズ」や「演出」というのはもちろん必要なことですが、それが逆に自分に対する制約になってしまっては意味がありません。

少年ジャンプの連載マンガでアニメにもなった「キン肉マン」では「ロビンマスクの鎧は、強力すぎる力をセーブするための拘束具」という言葉も登場します。同じく少年ジャンプに連載されていた「幽遊白書」に登場する武威(ぶい)も「強力な闘気を抑えるために鎧を装着している」となっています。また、アニメ「エヴァンゲリヲン」では、「エヴァの全身を覆っているのは装甲板ではなく、拘束具なの」という台詞があります。マンガやアニメではよく使われる表現です。

緊張を隠すために饒舌になる人や、弱さを隠すために強がる人がいます。それは自然な反応ですが、最初に強がって見せたために、弱さを出せないと悩んでしまうと、自分自身が苦しくなります。

自分の行動は自分で決められるし、いつでも変えられるものなので、気楽に対応したいものです。

「ぐんぐん」の歌詞に乗せられたメロディは、はなかなか効果的で美しいものに仕上がっています。何度も聞いていました。

2015年4月1日水曜日

生きる目的 (357/365)

家族のことを思う曲です。家族こそが「生きる目的」と歌います。

お子さんがまだ小さいのでしょうか。「小さな命」と表現しています。

大切な 小さな 命のぬくもり

というメロディには、伸びがあってとてもいい曲に仕上がっています。

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2015年3月6日金曜日

幸せの形 (331/365)

自分で選んだ道だけど、他人のことがうらやましくなったり、誰かに認めてもらったりしたいことはあります。

「幸せの形」は人それぞれ違うので、本当は他人と比べることもできないし、他人に認めてもらう必要もないはず。そう思っていても、割り切れないものです。

この歌で面白いのは

幸せの形は まるさんかくしかく?

という部分です。本来「幸せの形」というのは、スタイルの意味であって、形状の意味ではありません。それをわざと「○、△、□」と並べることで、視覚的な効果を与え、聞き手に新鮮な印象を与えています。

最後はこうなります。

ありたい自分になるための日々を 貫きたい
顔を上げて笑顔作って 今日も街へ

宮崎奈穂子さんの曲によく出てくる「なりたい自分」ではなく、「ありたい自分」です。通常「なりたい自分」は将来の姿ですが、「ありたい自分」だと現在の姿になります。ただし「なるための日々を貫く」ということなので、現状では十分ではなく、将来に向けての継続的な努力が必要なようです。

現在を肯定し、維持するために努力をする姿勢は、「揺らいでも 揺らいでも (329/365)」で書いた「価値観型」の目標かもしれません。

つまり、

  • なりたい自分 = ビジョン型
  • ありたい自分 = 価値観型

なのかもしれませんね。

2015年3月4日水曜日

揺らいでも 揺らいでも (329/365)

割り切るつもりなのに (326/365)」では、ビジョン型のキャリアと、価値観型のキャリアを紹介しました。

この曲は、珍しく「価値観型」の歌です。

自分の目標がよく分からず、

周りの人の顔色見たり 自分の心に嘘ついたり
バランス棒の上を 歩き続けるように生きてきた
どこまで続けたら どこにたどり着くんだろう?

と悩みます。

「自分の心に嘘をつく」のは不誠実なようですが、これは「周りとの関係を、自分よりも重視したい」という意志の表れであり、「嘘をつく」というネガティブな意味ではないはずです。

その場その場で状況を判断する「価値観型」は、目標に向かって進む「ビジョン型」に比べて分かりにくいため、自分を卑下する人も多いようですが、そんな必要はありません。

風が吹く度 心は揺れる それでも 歩き続ける
揺らいでも 揺らいでも
見えない何かを信じて 歩き続ける

というように、明確なゴールがないので、休みなく歩き続けることができると考えた方がいいのではないかと思います。

ところで、歌詞の中に「バランス棒の上を歩き続ける」というフレーズがあります。

平均台のようなものでしょうか。「バランス棒」で検索すると、いくつか出てきますが、どれも自分がバランスを取るもので、上を歩くものではないみたいです。

2015年2月21日土曜日

もしあのとき (318/365)

自分の人生は自分で選択しているとしても、「あのとき、こっちを選んだらどうなっていたかな」と思うことはあります。

もしあのとき 違う道を選んでいたら?
違う答え方してたら? 今違ったのかな
そんな風に 考えちゃうんです

ここで「今は違ったのに」と断定するのではなく、「今(は)違ったのかな」「そんな風に考えちゃうんです」と弱気なあたりが救われます。

実際、他の選択肢を選んだとしても、その後でどうなるかは誰にも分かりません。

選ばなかった世界は存在しないので、今ある世界を受け入れるしかないんです。

それにしても、宮崎奈穂子さんが地声から裏声に切り替わるところはとても心地いい音です。この曲だと「違う道を選んでいたら?」の部分です。お聞かせできないのが残念です。

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2015年2月10日火曜日

みんな生きている (307/365)

命が、人から人に受け継がれ「みんな生きている」という曲です。歌詞の2割が人の紹介に費やされます。非常に多くの人が登場するので分類してみました。

地域的関係 社会的関系 個人的関係
工事現場のおじさん スーパースター 幼稚園の時に好きだった人
最寄りのコンビニの店員さん トラックの運転手 最近連絡とれてないあの子
居酒屋でバイト頑張る大学生 ノーベル賞受賞者 中学時代の担任
近所の明るいおばちゃん 日本代表のサッカー選手 今ここに立っている私

一番最後に「私」を入れることで、曲のイメージががらっと変わります。みんな生きていて、私も生きていきます。

2015年1月31日土曜日

ありのまま (297/365)

「歌・こよみ365」のチャレンジは2012年12月からスタートして2013年11月23日のライブで全曲完成の告知がありました(このブログについて―「歌・こよみ365」とは)。

「ありのまま」と言えば、ディズニー映画「アナと雪の女王」の主題歌「Let It Go」の邦題が「レット・イット・ゴー〜ありのままで〜」ですが、「アナと雪の女王」の公開は米国が2013年11月11月27日、日本が2014年3月14日です。つまり、この曲とは無関係です。

悲しさ」に対して「生きるということは」、「寂しさ」に対して「愛するということは」が「きっと そういうこと」と続きます。

最後は

ありのまま その力を 信じて

で終わり、単なるあきらめでは終わりません。

ところで、この曲に「たゆたう」という言葉が出てきます。

聞き慣れない単語なので調べてみました。

たゆた・う【揺蕩う】タユタフ
(1) かなたこなたへゆらゆらと動いて定まらない。ただよう。万葉集(11)「大船の―・ふ海に重石(いかり)おろし」
(2) 心が動いて定まらない。ためらう。躊躇する。栄華物語(浦々別)「つつましき世の有様なれば思し―・ふべし」

広辞苑第6版

「揺蕩う」または「猶予う」とも書くそうです。しかし、「かなたこなたへ」という表現もなかなかのものです(「彼方此方」ですね)

2015年1月24日土曜日

幸せって何だろう? (290/365)

「幸せ」の感じ方は人それぞれですが、だいたい以下の3つくらいでないかと思います。

  • 物質的豊かさ…金銭や物質的な欲求が満たされること
  • 人間関係的豊かさ…友達や家族などの人間関係に恵まれること
  • 社会的豊かさ…容姿や地位などの社会的立場が高いこと

容姿は迷った末に「社会的豊かさ」に入れました。

豊かさ

物質的豊かさは、自分の個人的欲求が中心で、他者との関係性がありません。「社会生活を営む動物」としてはちょっとレベルが低いような気がします。もちろん、お金で解決できることはたくさんある、というか大半の問題はお金で解決できます。

ライブドアの元社長、堀江貴文氏は「金で買えないものはない」と言って非難されていましたが、「金で買えないものは少ない」ということは確かでしょう。

人間関係的豊かさは、個人対個人の関係です。私には2人の妹がいます。一卵性双生児ですが、2人のうちどちらが大事ということはありませんし、それぞれ違う関係性を持っています、両親についても、個々の関係だと思います。もちろん、友達もそれぞれ他に替えられない唯一の存在です。

社会的豊かさは、個人対不特定多数の関係です。「世間」は、多くの人の集合として成り立つので、大きな力を持つのですが、「世間体を気にする」「世の中に迎合する」というのはあまりいい意味ではありません。人間の「社会性」を考えると、もっと優先されても良さそうなものですが、社会的豊かさを優先する、つまり地位や名誉を重んじる人は「人間的ではない」と思われたりします。

社会的に上位のポジションにいた方が得なことは多いし、自分の意見も通りやすくなります。目的があれば、地位や名誉を得ることは決して損ではありません。

問題は、お金にしても地位にしても、それ目当てで寄って来る人が増えるので、相対的に人間関係の汚さが目に付くことがあるようです。また、本来の目的を見失い、金や名誉を優先してしまう危険性もあります。

政治家の汚職事件や贈収賄事件を見ると、最初は理想に燃えていたのに、理想を実現するための資金が必要になり、そのうちお金が目的になってしまった人もいるようです。

そういうわけで歌になるのは「人生はお金じゃない、地位や名誉でもない」という歌詞の方が多いと思います。

ところが、この曲は、3種類のすべてが満たされても不安や寂しさが消えないと歌います。

そう書くと、寂しいのですが「何があっても満足できないことが分かったこと」が良いと主張しています。最後はこう終わります。

なんだかんだ言いながらも
今の私は間違いなく 幸せだって思えたんだ

どんな欲求が満たされても完全には満足できないけど、全体を俯瞰してみると決して悪くはないかな、というのが多くの人の意識じゃないかと思います。これは面白い視点でした。

2015年1月18日日曜日

「夢」って持たなきゃだめですか? (284/365)

ここ十数年のトレンドに「自己実現」というのがあるそうです。多くの場合は「なりたい自分」「あるべき自分の姿」を意味します。『歌・こよみ365』にも「なりたい自分」という言葉が多く登場します。

あるべき姿と現実が、あまりにもかけ離れているのは、あまり良いこととは思いませんが、だからといって、すべての人が「なりたい自分」という目標を持つわけでもないし、「夢を持ちなさい」と強制されるものでもないでしょう。

案外多くの若者が「夢」を強制されて悩んでいるそうです。しかも、その「夢」を語ると「夢見てるんじゃない、現実を見ろ」と怒られてしまい、いったいどうすればいいのかさっぱり分かりません。

歌詞には

気付いたら PC(パソコン)の前「夢」って検索してた
疲れてるのかな いや、悩んでるのかな

とありますが、実際に「夢」と検索する人は結構多いそうです。もちろん答えはありません。そして、

「夢」って持たなきゃだめですか?
「夢」って決めなきゃだめですか?

と悩みます。

実は「夢」っていうのは、そんなに大きな目標ではなくて「やりたいこと」くらいの意味で考えればいいと思います。

歌詞では

私の心が喜ぶことや
時間を忘れてやっちゃうこと
そのタネにお水をかけながら
お日様にあたりながら
芽が出たらラッキーって
ゆっくり育てていけばいいんだ

とあります。

評論家の岡田斗司夫氏の著書に「プチクリ」という作品があります。「プリ・クリエイター」の意味で、生活の糧として制作をするプロと、趣味で制作するアマチュアの中間を想定しています。

「プチクリ」の帯には「好き=才能」とあります。絵を描く才能、文章を作る才能、いろいろな才能がありますが、一番大事な才能は「好きだ」という気持ちだという主張です。

技術は練習である程度カバーできますが、「好き」という気持ちだけは練習で身に付けることはできません。せいぜい、知らなかった世界を知って好きになるくらいです。

「夢」も、大きな目標を立てることだけではなく、「好き」という気持ちの延長で考えればいいのではないでしょうか。

具体的な目標があった方が実現の可能性は高くなりますが、「これは好き」「これは嫌い」というレベルでも、立派な「夢」だと思います。

なお、「プチクリ」については「「好き」って何だっけ?(186/365)」でも紹介しているので、あわせてお読みいただければ幸いです。


プチクリ!―好き=才能!電子版(書籍は品切れ中)

2015年1月13日火曜日

宝石箱 (279/365)

毎日いろんな出会いがあります。どんな出会いも、宝石箱にしまっておきます。そのうちに、石ころが宝石になることがあります。逆に、しまっておいたはずなのに消えてしまうこともありますが。

どんな出会いも、ひとつとして同じものはないから大切にしたいものです。

宮崎奈穂子さんが、相変わらず路上ライブにこだわるのは、そこに偶然の出会いがあるからだそうです。お金を払ってライブハウスに来てくれる人はもちろん大切でしょうが、出会いの数で言えば路上ライブの方がずっと多いでしょう。実際、路上ライブで偶然見かけてファンになったという人がたくさんいます。テレビで見た、誘われて武道館で見た、という人もいないわけではありませんが、それほど多くはありません。

ところで、この曲のメロディライン、『歌・こよみ365完全版』にはときどき登場するパターンですが、現在入手可能なCDにはあまり見られません。次回作は、ぜひこんな感じでお願いします。

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2015年1月2日金曜日

まるごと好きになりたい (268/365)

自分の気に入らないところを列挙して、それでも自分のことを、悪いところを含めて「丸ごと好きになりたい」という歌です。

歌詞に登場する悪いところを列挙してみます。

  • 器用じゃない
  • 仕事できない
  • 綺麗じゃない
  • 笑えない

でも「器用じゃない」=「不器用」は真面目の代名詞みたいなもんです(不器用で不真面目だとちょっと困りますが)。

「仕事できない」は「自分の仕事レベルに満足していない」という意味のことが多く、言い換えれば「向上心がある」ということです。それに、自分の良いところは自分ではなかなか分からないものです。

「綺麗じゃない」に至っては、純粋な主観です。綺麗かどうかは自分が決めるものではなく、他人の評価ですから、自分で自分ことを「綺麗じゃない」と思っても意味がありません。また「仕事できない」と同じく、綺麗じゃないと思っているから工夫するようになるかもしれません。そもそも、何をもって「綺麗」かもはっきりしません。

「笑えない」のはちょっと困りますが、口角を上げるだけで楽しそうに見えます。筋肉を使うのでちょっと疲れますが、試してみる価値はあります。「年齢を重ねると、表情筋が衰えて恐い顔になるから注意」と言われたことがあって、口角を上げる練習していたら「楽しそうですね」と言われたくらいです。

そういえばグラビア写真のモデルさんは皆さん笑顔ですが、実は笑っているのではないそうです。本当に笑うと目が細くなるので、グラビア写真には向かないんです。

つまり「笑っている顔」という表情を作っているのですが、見ている人が楽しくなれば、それは悪いことではないと思います。

「長所と短所は表裏一体なので、短所をなくすよりも長所を伸ばせ」と言いますが、「短所を長所に言い換える」練習もしてみてはどうでしょう。

2014年12月28日日曜日

しなきゃだめかな症候群 (263/365)

みんながしてるからダイエットしなきゃ、大人が言うから夢を持たなきゃ、音痴だと笑われうから上手に歌わなきゃ。

人に言われて「こうしなきゃだめ」と思うことは良くありますが、最近はそのプレッシャーがちょっと強すぎるように思います。あるいは、若者が言うことを聞きすぎるように思います。

新人研修をしていても、昔はちょっと斜に構えた奴がクラスに1人か2人いて、隙あらば揚げ足を取ってやろうという奴がいたものです(すみません、私がそうでした)。

ここ何年かは、本当によくできた若者が多くて、こちらが失敗してもなぐさめられる始末です。

むしろ尊敬するくらいですが、よくよく聞いてみると、自分たちも気配りに疲れているそうです。

最近は就職活動が激化しているようですが、これは良くないなと思うのは「自分らしく生きない」「自分を生かせる仕事を見つけなさい」という指導です。「自分らしく」なんていうのはそう簡単に分かるものではないし、分かるとしても何年か仕事をしてからの話です。

自分を生かせる仕事を探すのではなく、人から求められる仕事を見つけることが大事だと思います。そもそも仕事というのは、他人を幸せにするための行為であって、自分のためにするものじゃありません。

さすがに、嫌いな仕事を続けることはできませんが、嫌いでなければ(特に好きでなくても)とりあえずやってみればいいと思います。

2014年12月26日金曜日

凛 (262/365)

「凜とした人になりたい」という決意の歌です。

最初は、状況描写で始まります。

空は 悲しいほど青くて
ねこじゃらしは 風に揺れる
木漏れ日 きらきら踊って
夕焼けが 空を染めていく

天頂近くは青く、西の空が赤くなっていく様子がうかがわれます。

「青い空」と「オレンジの夕焼け」は、宮崎奈穂子さんの曲によく出てきます。デビュー曲は「優しい青」つまり、青空の歌ですし、夕暮れの情景を描いた「オレンジ」という曲もあります。

その他、言葉として登場する曲が多くあります。一度数えてみたいと思っていますが、さすがに手で数えるのは面倒です。昔の言語学者や文学者はやってたことですし、今でもやっている人は多いでしょうけど。


▲優しい青
ちょうど私が初めて宮崎奈穂子さんを見かけた頃のようです。


▲オレンジ
先の「優しい青」の少し前、同じ場所です。

2014年12月24日水曜日

生まれたからには (260/365)

仕事に行き詰まったり、疑問を感じながらも

生まれたからには 意地でも人生 楽しみます

と前向きな姿勢です。

世の中には、悲観的な人と楽観的な人がいます。無意識のことが多いのですが、どちらも人生を楽しく過ごす戦略だと言います。

楽しく過ごすために悲観的になるというのは不思議ですが、うまくいかなかった時のダメージを最小限に抑える戦略と考えられます。

最初から「駄目だ」と思っていれば、本当にうまくいかなかったとき「やっぱり」と思えます。上手くいけば儲けものです。

一方、楽観的な人は将来に希望があって楽しいのですが、うまくいかなかった時のダメージが大きくなります。

悲観-楽観-1

しかし、よく考えてみると悲観的な人は結果が出るまでずっと心配です。

「うまくいなかったらどうしようどうしよう... やっぱりだめだった」では全く楽しくありません。

一方、楽観的な人は結果が出るまでずっと楽しんでいます。

「多分うまくいく、うまくいったらどうしようかな... あ、だめだった」だと、確かにだめだったときのダメージは大きいのですが、結果が分かる直前までは楽しく過ごせるはずです。

悲観-楽観-2

結果が出る時というのは一瞬ですから、そう考えると、楽観的になった方が人生楽しめるのではないかと思います。

「生まれたからには意地でも人生楽しみます」は、仮にうまくいかなかった時に大きなダメージを受けたとしても、いつも楽観的で過ごしたいということではないかな、と思いました。

2014年12月13日土曜日

インスタント(249/365)

インスタントなものではなく、本物を大事にしたいという曲ですが、冒頭だけ

インターネットをつなげば
いらない情報まで飛び込んでくる

と、インスタントとは直接関係ない言葉で始まります。もしかしたら「インターネット=検索=手軽」というつながりかもしれませんが、「いらない情報まで飛び込んでくる」というところに実感がこもります。

人の前に立つ仕事をしていると、評判が気になるものです。多くの人に満足してもらうのが仕事ですから、個人のブロガーが気にするのとはちょっと違います。

さて、本題のインスタントですが、原義は「近くに(in)立って(st)いる(ant)」の意味で、「近くに立っている」から転じて「すぐの」とか「緊急の」を意味する形容詞意味になったそうです。

名詞形は「instance」で、こちらは「実例」とか「証拠」とか「実体」という意味になります。「すぐ近くにある」ということなのでしょう。

インスタントコーヒーやインスタント味噌汁はすぐ飲めますし、インスタントラーメンは手軽にできます(実際にかかる時間はそんなに変わりませんが、手軽さが違います)。

手軽ではありますが、やはり代用品です。たとえば、インスタントコーヒーには分量を正確に測ればなかなか美味しいものもあります。スターバックスのインスタントコーヒー「VIA」は、店頭で売っているコーヒーの味をかなり忠実に再現していて驚きました。しかし、コーヒーを入れているときに広がる香り雰囲気までは再現できていません。

ちなみに、VIAは日本でも米国でも売っていますが、お湯の分量が違うので注意してください。日本で売っているものはスターバックスでいうショート、米国で売っているものはトールです(米国は基本的にショートサイズがありません)。

このように、インスタントは基本的に代用品ですが、独自の存在感を示すものもあります。たとえば、インスタント写真(インスタントカメラ)です。これは、ポラロイド写真(ポラロイドカメラ)を意味する言葉として生まれました(ポラロイドはポラロイド社の商標です)。

ポラロイド写真は、デジタルカメラが出る前、プロの写真家が照明のチェックをしたり、撮影前の現場を撮って原状復帰させるために使ったりしていました。

写真家のアラーキーこと「荒木経惟(あらきのぶよし)」氏は、一時期ポラロイドカメラに凝っていて「これでエッチな写真も簡単に撮れる」とエッセイに書いていました。

アラーキーは、現像過程に無頓着な人で、自分の撮った作品も街の写真屋さんに現像処理をお願いしていたそうです。彼の写真はエロチックなものが多く、当然のようにプリントを拒否されたそうです(フィルム現像はしてくれます)。

ポラロイド写真なら、その場で像が現れるため気兼ねなく撮れるというわけです。画質は決して良くありませんが、独特の雰囲気が出て、アラーキーの作風とは合っていたように思います。

デジタルカメラが普及し、「撮ったその場で見える」という利点が特別なものではなくなったためでしょうか、ポラロイド社は経営破綻しました。

入れ替わるように登場したのが、富士フイルムの「チェキ」です。ポラロイド写真と同様の使い勝手ですが、判型がかなり小さいことと、画質の良いことが特徴です。

画質については主観的なものですが、私の友人は「3割増しできれいに写る」と言っていました。おそらく、DPE店にあった店頭写真現像機のノウハウが詰め込まれているのでしょう。

デジタルデータと違い複製ができないことが、希少価値を生み、アイドルライブでは物販の定番商品となっています。同じCDを何枚買っても同じものですが、チェキは毎回違うものが入手できます。そもそもCDを出していないライブアイドル(地下アイドル)もたくさんいます。判型が小さいことで、保管しやすいという利点もあります。

インスタントなものよりも、本物を求めたいものですが、インスタントから生まれた本物もあるということですね。

2014年12月8日月曜日

なりたい自分になるには(244/365)

『歌・こよみ365完全版』には「なりたい自分」という言葉が頻繁に登場します。この曲はそのものずばり『なりたい自分になるには』。

近道はないし、リスクを取りながら着実に進もう、という歌詞です。

ちなみに、宮崎奈穂子さんが2014年7月に発売したミニアルバムのタイトルが『なりたい自分になるまで』です。曲調は全く違いますが、「なりたい自分」は、彼女の最近のテーマのようです。


▲『なりたい自分になるまで』プロモーションビデオ

『なりたい自分になるまで』は、タワーレコードなどで購入可能です。表題曲以外にも『歌・こよみ365』に歌詞が一部出てくる曲が入っています。『歌・こよみ365完全版』は、きっと後世の研究者に貴重な資料を提供するはずです。

2014年11月21日金曜日

人間は不思議だね(227/365)

ひとつのことに満足しても、別のことを求めてしまう。ひとつの悩みが解消されても、別の悩みが生まれる。人間は不思議な生き物だという歌です。

でも、本題はそこではなくて、みんなが常に何かを求めて、いつも何かに悩んでいるから、みんな歩いて、出会い、支え合うと続きます。

自分だけでは解決できなくても、他の人と出会うことで解決できたり、他の人に欲求を満たしてもらい、他の人の欲求を満たすことが楽しいのだと思います。

自分が助かる最も効果的な方法は、他の人を助けることだと言います。常に欲があり、悩みがある人間ですが、多くの人がお互いに補い合うことで、少しは楽しい生活ができるのではないでしょうか。

2014年11月18日火曜日

ときに追いつめられることも人生大事だ(224/365)

どこに向かっているのか分からなくなることもあるけど、ぼんやりしている未来に向かって歩き続けよう。しんどいことがあってもきっと乗り越えられる。ときに追い詰められることがあっても、だからこそ見える未来がある。むしろ、追い詰められないと動けない。未来が分からないのは当たり前だから、歩き続けるしかない。

そんな曲です。

歌詞を読むと深刻な感じですが、曲は軽快で、決して深刻さはありません。

幸福とは、乗り越えられた不幸のこと

という言葉もあるように。追い詰められるからこその幸せがあるのかもしれません。

ところで「乗り越える」というのはどういう意味なのでしょう。私は「生き残る」だと考えています。どんな困難なことがあっても、死ななければ「乗り越えた」と言い切っていいと思います。

死ぬこと以外はかすり傷」という言葉もあります。初出は諸説ありますが、どうやら著述かで実業家の山崎拓巳さんの著書「人生のプロジェクト」(2007年)が最初のようです。


人生のプロジェクト (Sanctuary books)