2014年12月28日日曜日

しなきゃだめかな症候群 (263/365)

みんながしてるからダイエットしなきゃ、大人が言うから夢を持たなきゃ、音痴だと笑われうから上手に歌わなきゃ。

人に言われて「こうしなきゃだめ」と思うことは良くありますが、最近はそのプレッシャーがちょっと強すぎるように思います。あるいは、若者が言うことを聞きすぎるように思います。

新人研修をしていても、昔はちょっと斜に構えた奴がクラスに1人か2人いて、隙あらば揚げ足を取ってやろうという奴がいたものです(すみません、私がそうでした)。

ここ何年かは、本当によくできた若者が多くて、こちらが失敗してもなぐさめられる始末です。

むしろ尊敬するくらいですが、よくよく聞いてみると、自分たちも気配りに疲れているそうです。

最近は就職活動が激化しているようですが、これは良くないなと思うのは「自分らしく生きない」「自分を生かせる仕事を見つけなさい」という指導です。「自分らしく」なんていうのはそう簡単に分かるものではないし、分かるとしても何年か仕事をしてからの話です。

自分を生かせる仕事を探すのではなく、人から求められる仕事を見つけることが大事だと思います。そもそも仕事というのは、他人を幸せにするための行為であって、自分のためにするものじゃありません。

さすがに、嫌いな仕事を続けることはできませんが、嫌いでなければ(特に好きでなくても)とりあえずやってみればいいと思います。

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