効率も大事だし、がむしゃらさも大事、結果も大事だし、過程も大事。
最近、企業の人事考課は「MBO (Management by Objectives)」つまり、「目標による管理」が増えてきています。これは、最初に決めた目標(通常は数値目標)を設定し、その達成のための手順は社員自らが主体的に管理するという者です。
ただし、実際には「目標さえ達成すれば良い」ということになりがちで、懐疑的な見方も多くあります。実際に、単純なMBOは既に主流ではないという説もあります。
児童の発達過程では、結果をほめると「結果さえ良ければ」と思ったり、「能力だけが評価され人格は評価されない」と誤解してしまい、失敗すると人格を否定されたかのように落ち込むという例があるそうです。
大人の場合は、もう少し理性が働くでしょうが「結果だけ評価されてもなあ」という人は多いと思います。
宮崎奈穂子さんの、武道館ライブへのチャレンジは「サポーターを1万5,000人集めた」という結果に注目されがちですが、実際に武道館に行った人は「サポーターを集める過程に感動した」という人が多かったようです。
とは言え、やはり1万5,000人という数字の意味は大きく、「結果も過程も大事」ということになります。
一般に、プロの仕事は結果だけで評価されます。お客様に向かって「頑張ったので許してください」と言っても通じるわけがありません。だからこそ、同僚やサポーター(あえてファンとは言いません)は、過程を評価してあげないといけないのじゃないかと思います。
幸い、今は各種SNSで簡単にメッセージを伝えられますから、単なるファンを超えたサポーターを目指すなら、過程に対する評価をしたいものです。
悪いところ、改善すべき点は、通常は言う必要はありません。本当に気付いていない場合もありますが、たいていの場合、悪いことは自分たちが一番よく分かっているものです。
ところで、タイトルの「も」ですが、カギ括弧が含まれるようです。宮崎奈穂子さんの楽曲で最も短いタイトルは「手」ですが、こちらはカギ括弧を含まないので、依然として最短記録保持曲は「手」です。
これ以上短いタイトルはあり得ないのですが、将来「目」とか「歯」という曲ができればタイ記録になります。
▲2011年10月6日武道館コンサートが決まったあとの路上ライブ
雨ですが屋根のある所で歌っていました(当時は眼鏡をかけていません)
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