2014年12月2日火曜日

WISH UPON A STAR (238/365)

このフレーズは、1940年のディズニー映画「ピノキオ」の主題歌『星に願いを』の原題『When You Wish upon a Star』として知られています。ディズニーランドでも流れているそうです。

多くの人がカバーしていますし、「星に願いを」という日本語訳も定着しています。「When You Wish upon a Star」という表現は意外に知られていないような気がしますが、音楽に興味を持っている人なら当然知っているでしょう。

この曲は「星に願いを」と、曲が似ているわけではないのですが、雰囲気は似ていて、どちらも同じくらいの名曲になっています。

内容は「誰かの笑顔を作れる私になりたい」というフレーズがあるように、星に願いを込める歌です。

星といえば、宮崎奈穂子さんの初期の曲に「ステラ」という作品があります。ステラ(stella)は恒星の意味です。「星が光るのは、微妙なバランスの上に成り立っている」と聞いて、人間の気持ちのバランスとリンクさせたそうです。

もっとも、実際の恒星は安定しており、「微妙なバランス」というのは、何か別の条件があるのを、宮崎奈穂子さんが聞き落としたのだと思います。こうした技術的な問題は、歌の価値には何の影響もないので誤解のないようにお願いします。このブログは、そういうどうでもいいところを取り上げるようになっているから書いているだけです。

WISH UPON A STAR』には「何億光年の向こう」という表現が登場します。言うまでもなく「光年」は距離の単位で、時間の単位ではありません。真空中で(宇宙はだいたい真空です)光が1年間に進む距離が「1光年」です。

実は、「何億光年の向こうの光」を日常生活で体験することはありません。そのため、科学的な説明ではなく、詩的な表現と解釈してください。ただし、繰り返しますが科学的に不正確な表現があったとしても、歌の価値には何の影響もありません。

「宇宙の距離」について例を挙げましょう。

有名な「夏の大三角」を構成するベガ(こと座)は25光年、アルタイル(わし座)は17光年、デネブ(はくちょう座)はちょっと遠くて1,400光年ですが、それでも億にはとうてい及びません。

ちなみに、銀河系の大きさがざっと10万光年、アンドロメダ銀河(星雲)までが250万光年、裸眼で確認できる最も遠い天体までは314万光年です。

このように、何億光年も離れた星は一般には知られていません。何しろ肉眼で見えないのですから、望遠鏡が発明される以前は知られようがありません。

なお、そんなつまらないことを言っていると、人間関係に支障が出るかもしれませんのでご注意ください。

出典: 光年 (Wikipedia)


▲When You Wish Upon A Star

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