仕事で失敗して、今日は最悪だと思って帰り、最寄り駅に着いたら22時前、これは仕事の厳しさの歌かと思ったら違いました。
閉店ぎりぎり あのコーヒー屋さんに急ぐ
扉を押し開けると
おじいちゃんのマスターが微笑んだ
コーヒーを口実に、このマスターの笑顔を見に通う喫茶店の歌でした。
何も聞かず、すべてを受け止めて微笑むマスターがいる喫茶店というのも、最近はずいぶん減ったように思います。
スターバックスの店員さんは、とても優秀で複雑なカスタマイズをオーダーしてもほとんど間違えないし、適度な距離感で会話もできますが、席に着いたらそれっきりです。話をすることはまずありませんし、水を替えてくれることもありません。
昔の喫茶店は、カウンター越しに会話があったり、席についていても水の交換に来てくれたものです。
友人によると、京都のある喫茶店では、追加注文なしに粘っていると、頼んでもいない日本茶が出てきたそうです。もちろん、これは「帰れ」という合図です。
このおじいちゃんのいる喫茶店では、そういうことはしないと思いますが。
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