2015年2月7日土曜日

コーヒーは口実です (304/365)

仕事で失敗して、今日は最悪だと思って帰り、最寄り駅に着いたら22時前、これは仕事の厳しさの歌かと思ったら違いました。

閉店ぎりぎり あのコーヒー屋さんに急ぐ
扉を押し開けると
おじいちゃんのマスターが微笑んだ

コーヒーを口実に、このマスターの笑顔を見に通う喫茶店の歌でした。

何も聞かず、すべてを受け止めて微笑むマスターがいる喫茶店というのも、最近はずいぶん減ったように思います。

スターバックスの店員さんは、とても優秀で複雑なカスタマイズをオーダーしてもほとんど間違えないし、適度な距離感で会話もできますが、席に着いたらそれっきりです。話をすることはまずありませんし、水を替えてくれることもありません。

昔の喫茶店は、カウンター越しに会話があったり、席についていても水の交換に来てくれたものです。

友人によると、京都のある喫茶店では、追加注文なしに粘っていると、頼んでもいない日本茶が出てきたそうです。もちろん、これは「帰れ」という合図です。

このおじいちゃんのいる喫茶店では、そういうことはしないと思いますが。

0 件のコメント:

コメントを投稿