夕立の激しい雨と、その後に出た虹を人生に重ねます。
虹にまつわる逸話は世界中にたくさんあります。
旧約聖書では、ノアが箱船で乗り切った大洪水のあと「二度と、世界を全滅させるようなことはしない」という誓いの印です。
中国では、蛇や竜の一種とみなしていたようで、「虹」が虫偏なのはそのためです。北アメリカやオーストラリア、西アフリカでも蛇の一種だという伝説があるそうです。
虹は、白色である太陽光が水滴で屈折してできるため、連続した色変化を示します。これを「7色」としたのがニュートンです。
当時のイギリスでは、虹は5色(は赤黄緑青紫)とされていたのですが、ニュートンが橙と藍を加えて7色にしたと伝わっています。ニュートンは、虹の色が連続的で「何色」と明確に言えないことを知っていたはずですが、「7」という神聖な数にどうしてもしたかったようです。
音階がドレミファソラシの7音というのも1つの理由です。
言語学者のノーム・チョムスキーは、「言語によらず虹が7色なのは、言語化する前の深層構造が人間に共有だから」としたそうですが、実際には2色から6色まで幅があります。ただし、多くは6色の多いようなので、チョムスキーが完全に間違っているわけではありません。
なお、俗に「紫」と言いますが、紫(パープル)ではなく「スミレ色(バイオレット)」です。
0 件のコメント:
コメントを投稿