以前書いた「まっすぐ行こう」の再掲です。
『まっすぐ行こう』は、アルバム『歌・こよみ365~Women~』の1曲目で、宮崎奈穂子さんを題材にしたスマホゲーム「ポケットチャレンジャー」のテーマ曲として作られました。
「ポケットチャレンジャー」は、その後「ぽけっとアイドル」と名称が変更されましたが、2月で契約終了ということで、もうなくなりました。インストール済みのアプリは起動しますが、ほとんど何の操作もできません。
▲プレゼントアイテムには、当時よく履いていた黄色い靴もありました
(私の知る限り、3足連続で黄色い靴でした)
▲こんな感じで、日本全国を移動します(ゲーム中は歌いません)
「Women」は、本当にいいアルバムで曲も構成も素晴らしく、自信をもっておすすめします。Amazon.co.jpで買えるようです。
1曲目は、「とにかく元気な曲にすることを心がけた」とおっしゃていたそうで、宮崎奈穂子さんにしては珍しくアップテンポの曲です。
私、この曲も好きなんですが、そのことを宮崎奈穂子さんに言うと「へえ、これ好きなんだ」と意外な様子でした。
以前、別のブログに書いた記事「宮崎奈穂子「まっすぐ行こう」」を転載します。
宮崎奈穂子さんの新譜「歌・こよみ365~Women~」の収録曲の歌詞が、ご本人のブログで少しずつ公開されています。
6月17日(月)に公開されたのは、路上アーティスト育成ゲーム「ポケットチャレンジャー」のテーマ曲でもある「まっすぐ行こう」。
ゲームのテーマ曲というだけでなく、独立した曲としてよくできています。
さすがアルバムの1曲目です。
面白いのは、1番と2番が対応していることです。
- 擦りむいたひざ小僧の痛さ→誰かが絆創膏をくれた
- 降って来た雨の冷たさ→誰かが傘に入れてくれた
- 背負った荷物の重たさ→誰かが荷物手伝ってくれた
- 誰かの笑顔に救われる嬉しさ→誰かが「ありがとう」って言ってくれた
基本的には1番が悪いこと、2番が良いことなんですが、4つめだけは1番も2番も良いことです。
いきなりネガティブなことを4つも並べたら印象が悪いからかもしれませんが、私はこう考えました。
世の中悪いことも良いこともあるけど、全体としては良いことがちょっと多い。
もっと面白いのは、悪いことはアクシデントだったり、自然現象だったり、自分の責任だったり、原因はいろいろなんですが、良いことはすべて他の人がしてくれたことになっています。
前にもどこかで書きましたが、人間が一番嬉しいと感じるのは、他人との関係性の中で生まれるようです。
意図的なのか、偶然なのか、おそらく意図的だと思うのですが、人との関わりを喜ぶいい曲になっていると思いました。
このあと、本人にどういう意味か聞いてみたんですが「いやあ、別に何も考えてません」ということでした。
もっとも、本当に何も考えていなかったかどうかは分かりません。というか、考えていないはずはないと思います。でも、クリエイターとしては手の内を明かしたくないのかもしれません。
そういえば、作詞家で放送作家の永六輔さんが「女ひとり」について聞かれたことがあったそうです。
「京都、大原、三千院、恋につかれた女がひとり」という歌い出しで、「つかれた」は「疲れた」ですか、それとも「憑かれた」ですか。
永六輔さんは「さあ、どっちでしょうね」と答えたとか。ちなみに検索結果によると「疲れた」が正しいみたいです。
作者に意図を尋ねても、まともに返事が返ってくることはあまりないのですが、それでも機会があれば私は尋ねます。それは返事を期待しているわけではなくて「あなたの詞をこれだけ考えて聞いているのですよ」という意思表示だからです。
大衆音楽をそんなに難しく考えて聞く必要はないのですが、そこは「ファン」という存在の面倒なところです。
このブログも、相当めんどくさいことになっていると思いますが、どうか1年間お付き合いください。
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