2014年4月18日金曜日

みんな恋をしたがる(9/365)

「恋をするときれいになる」っていうのは本当かもしれないけど、それだけが人生じゃないっていう歌です。

宮崎奈穂子さんは、ラブソングが相対的に少なく、どちらかというと仕事の歌が多くあります。それで、おそらくファンが「もう、みんな恋の話ばっかり」と愚痴をこぼしたのでしょうか。想像ですけど、ありそうな話です。

別に恋を否定するわけではありませんが、それだけじゃないでしょう、という気持ちはよく分かります。

実は、宮崎奈穂子さんのアルバム「Acoustic 2」はサブタイトルが「ラブソング」で、全曲ラブソングです。だいたい片想いか失恋の歌なんで、ちょっとかわいそうです。

「Acoustic 2」は、決して悪くないアルバムで(むしろ名盤と言えるくらい)、ファンも多いんですが、武道館への挑戦からは恋愛よりも仕事の歌がぐっと増えています。

おそらく、武道館という大舞台を成功させるために、多くの人が直接・間接的に関わる姿を見て感銘を受けたからではないかと思います。20代半ばの「小娘」のために、大きなお金と多くの人が動くのを見ると、感謝を通り越して恐ろしい気持ちになったのではないでしょうか(完全に想像ですが)。

確か、タレントの浜崎あゆみさんも「私の背後には、直接支えてくれる多くのスタッフと、その背後にいる大勢の人がいて、彼・彼女らの生活は私にかかっている」ということを言っていました。

ラブソングを避けているわけではないようですが、「別に私が書かなくても...」という気持ちはあるようです(確か、そういうことがブログに書いてありました)。

長い人生で、恋愛に没頭している期間は意外に短いですし、女性が仕事を続けるのは当たり前になっているのに仕事についての歌はほとんどないように思います。

そして、仕事、特に女性を対象にした曲は少ないので、マーケティング的にもこの路線は正解なんじゃないかと思います。

ラブソングを歌って欲しいというファンもたくさんいますが、私はこの路線で進んで行って欲しいと思います。

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