自分が進む方向が分からない、という歌。
私 なりたい自分に ちゃんと向かっているのかな?
いったい 何が正しくて 何を優先すべきなのかな…?
というお話です。
たぶん、このエピソード主も女性なんだろうと思います。
小説家でエッセイストの中村うさぎに『私という病』という著書があります。
私という病 (新潮文庫)
著者の風俗嬢としての体験を中心に綴った本なので、多くの女性は「自分とは無関係」だと思うでしょうし、男性は夕刊紙の風俗レポを期待するかもしれません。
実際は、自分の自我と、周囲の社会的期待や先入観との戦いを分析したものです。彼女の他の書籍と同じように文章は軽快ですが、「女」とは何かから始まり、自己分析が深く進みます。
この歌は、というより「歌・こよみ365」に女性性についての曲はないんですけど、「今の自分」と「なりたい自分」、そして「期待される自分」の間で悩む歌は大量にあります。
そういう歌に共感したら、先入観を捨てて読んで欲しい1冊です。
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