最初はいい加減な感じで始まります。
笑って生きたい 夢は今のところ ない
とりあえず確かなこと 僕は一生笑って生きたい
でも、その後でちょっと変わります。
さらに最近思うことは
ひとりで笑ってもつまらないってこと
そして、「夢はない」と言いながら、「夢」を語ります。
だから 大好きな人とたちと 笑って生きていきたい
この心の中にある たったひとつ揺るぎない気持ち
曲調も、このフレーズで大きく変わります。
「毎日笑って生きたい」と思う気持ちは本当に大事なことだと思います。SNSの発達で、立場の違う人たちとも簡単につながれるようになりました。こうして「大好きな人」が増えることで、違う立場を(たとえ理解できなくても)認められるようになり、それが世界平和につながるのではないでしょうか。
ガイナックス初代社長で、アニメなど「オタク文化」に詳しい評論家の岡田斗司夫氏は、こういうことを言っています(唐沢俊一検証blog)。
岡田 もう一つは、エリートの戦闘機パイロットが、「日本とアメリカが戦争になっても、東京は爆撃できない」と言うんです。練馬にはアニメスタジオがある。東京のどこかには氷川神社がある。そんな国を大統領の命令とは言え破壊できない。もちろん自分はアメリカという国に絶対の忠誠を誓っているし、何よりもアメリカ人の男でありたいと子どもの頃から思っていたんだけど、日本を爆撃することはできない。
氷川神社は各地にありますが、ここで指摘しているのは麻布にある氷川神社を指します。なぜそんなに大事かというと、麻布の氷川神社は「美少女戦士セーラームーン」の登場人物の1人「火野レイ」こと「セーラーマーズ」が住んでいる家だからです(セーラームーンでは「火川神社」)。
映画「ローマの休日」でも、ドタバタ劇を繰り広げたあと、オードリー・ヘプバーン演じるアン王女は言います。
有名な台詞は、外遊中に一番気に入った国を聞かれたシーンでしょう。
(返事をためらうアン王女に、側近がささやいた通りの台詞)
「どの国々も、それぞれに素晴らしく...」
(ここでちょっとためらって)
「ローマです。何といってもローマです」
でも、私が好きなのはその前の台詞です(私の母も、ここで泣いたと言ってました)。
(国同士の)友情を信じます、人々の友情を信じるように。
直接的には、グレゴリー・ペック演じる新聞記者が、アン王女の「休日」を報道しないことを「信じます」という意味ですが、私は「個人の友情の積み重ねが、国際関係の安定につながる」と受け取りました。母もそう受け取ったと言ってました。
ところで、「ローマの休日」の見所は、アン王女が公務に戻ったあとの演技です。それまで世間知らずのお嬢様だったのが、「休暇は終わった」とプロの王女に戻って采配をふるう姿に仕事の厳しさを感じました。
ちなみに「真実の口」のシーンは、監督とグレゴリー・ペックによるアドリブで、新人女優だったオードリー・ヘプバーンは本当に驚いたという話が伝わっています。
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