「宮崎奈穂子には、季節感のある曲が少ない」とよく言われますが、これはまぎれもなく晩秋の歌です。寒くなってきたので、
くしゃみ ひとつ 季節の変わり目
というのがタイトルの由来です。
単なる時候の挨拶みたいにも聞こえますが、そこは『歌・こよみ365』、よく読むとメッセージが隠されています。と、私が思っているだけかもしれませんが。
くしゃみ ひとつ 季節の変わり目
「風邪引かないでね」って 母に電話をかけようかため息 ひとつ 渇いた心
風がどんなに吹いても 私は動けずにいるくしゃみ ひとつ 季節の変わり目
「風邪引いてない?」って 心配してくれる人はいるのかな
別居している母親の所に行ってあげたいけど、何かの事情で行けない(動けない)ようです。
ちょっと不思議なのが「心配してくれる人はいるのかな」という部分。母親のことを心配してくれる人が、母親の近くにいるのだろうか、という意味だと思います。
一般的には、母親の心配をするのは、父親、子供、その他の親戚、近所の人くらいでしょう。どれも、自分にとってそれほど遠い人ではないはずです。
ここで「いるのかな」と自問するということは、心配をしている人がいるかどうか分からないと言うことです。
考えられるのは以下の状況です。
- 父親は近所にいない(死別か離別か分かりません)
- 子供たちも近所にいない
- 近所の人がよく分からない(おそらくは母親が引っ越した)
そうすると、以下の状況が想像できます。
- 子供が他にいないか、または遠くに住んでいる
- 父親と離婚して、引っ越した
それは、かなり心配になりますね。新しい出会いでもあればいいのですが。
以上、すべて想像でした。
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