2014年10月13日月曜日

片想い(188/365)

片想いの相手にメールを送ろうと思って、3行に20分考えて、やっぱり送るのをやめたという、若いときにはよくある話。いや、若いときは、そのまま送ってしまって後悔するかもしれません。

歌の中では「この歳になっても、中学生みたいな片想い」と自嘲していますが、実際には大人になってもよくある話じゃないかと思います。

宮崎奈穂子さんは、これだけ曲を作っているのにラブソングはほとんどありません。CDになっているものでは、「Love Songs」のサブタイトルがついている『Acoustic 2』の他は、アルバム『Acoustic 1』の『息を吸うように』『おやすみなさい。』『さよならしなきゃ』『たんぽぽ』と、アルバム『路上から武道館へ〜Birthday Eve〜』に収録されている『5分だけ泣いて帰ろう』くらいじゃないかと思います。しかも『息を吸うように』は、表現が微妙すぎて、言われるまでラブソングだと気付かなかったくらいです。もしかしたら、他にも微妙な曲を見落としているかもしれません。

その他は、アイドルユニット「トーキョーチアチアパーティ」に提供した『好き…好き。』くらいでしょう。シングル曲には、ラブソングはもっとあるのですが、いずれも宮崎奈穂子さんは作詞に関わっていません。

ちなみに、『Acoustic 1』の『オレンジ』はラブソングとしても聞けるのですが、実際には同性の友人を思いながら書いたそうです。

Acoustic 2』は「Love Songs」のサブタイトルが付いていますが、提供曲が半数程度あります。以下、Wikipediaの宮崎奈穂子ディスコグラフィーから引用します。

  1. カサブランカ(作詞作曲: 立石賢司)
  2. サヨナラ(作詞: 伊吹唯&立石賢司)
  3. 小さな恋(作詞作曲: 立石賢司)
  4. 悲しみよこんにちは(作詞: 宮崎奈穂子&立石賢司)
  5. 春が来た(作詞: 宮崎奈穂子&立石賢司)
  6. 今夜の風に乗って(作詞作曲: 宮崎奈穂子)
  7. 恋文(作詞作曲: 立石賢司)
  8. 沈黙の夜(作詞作曲: 宮崎奈穂子)
  9. あなたと(作詞作曲: 宮崎奈穂子)
  10. ねぇ…(作詞作曲: 立石賢司)
  11. 3つの星(作詞作曲: 宮崎奈穂子)
  12. あなたに会いに行かなくちゃ(作詞: 宮崎奈穂子&立石賢司)
  13. カンバン娘とあなたが私を呼んでくれるなら(作詞作曲: 立石賢司)
  14. ジャンケンポイ(作詩: 宮崎奈穂子&立石賢司)
  15. 二人はずっと素敵な恋をしていました(作詞: 伊吹唯&立石賢司)

赤字が、作詞に宮崎奈穂子さんが関わった曲です。いずれも、あからさまラブソングはほとんどなくて、かなり抑えた表現になっています。

特に、武道館コンサート以降に限ると『5分だけ泣いて帰ろう』だけという希少性です。そもそも、これは失恋の歌なので、恋愛中の曲は皆無ということになります。

宮崎奈穂子さんは、著書の中で「別に、私がラブソングを歌わなくても」という意味のことを書いており、自分の夢や仕事についての曲が増えています。

人生にとって、恋愛は非常に重要なことではありますが、恋愛をしている期間は意外に短いものです、それに対して、仕事をしている期間はかなり長い、「仕事」の範囲を賃金労働以外まで広くとらえると、学生時代から死ぬまで続きます。にも関わらず、仕事を歌った曲は意外に少ないように思います。

だから、私は今の路線はとてもいいことだと思います。

しかし、ラブソングを望むファンも多いことですし、期間は短くても恋愛は人生の一大事ですから、こんな風に時々は作ってもらえるといいのかな、と思います

そして、次回こそは片想いではない曲をお願いします。

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