ちょっとした一言でモチベーションが落ちてしまい、仕事する気をなくすことってありますね。それでも翌朝はきちんと出社して、仕事をします。
仕事しているうちに、また気分も変わるものです。
分かってるんだよ 働き始めた時のあの気持ち
どっかで落としちゃったみたいだなあ
とありますが、そこに気付けばもう大丈夫です。
庄司薫の小説『赤頭巾ちゃん気を付けて』では、主人公の庄司薫君は「世界中の人が幸せになるにはどうしたらいいか」を考えているうちに、「僕がこんなに考えているのに、誰も分かってくれない」と世の中に対して憎悪の念を抱きます(実際はそんなストレートな表現じゃないのですが、説明を端折ります)。そこへ、偶然出会った女の子と話すうちに初心に返り、「女の子を泣かせない男になろう」と決心します。
アニメ『魔法少女まどかマギカ』では、どんな願い事でも1つ叶える代わりに魔法少女になる契約をします。何人かの魔法少女が登場しますが、どの子も身近な人の幸福を願って契約します。それなのに、幸福を願った人が自分から離れていったり、誤解されたりして、絶望することになります。
たいていの人は、他人の幸せを願って仕事を始めますが、思うように進めないこともありますし、邪魔されることもあります。その結果、自分を責めたり、相手を非難したりするかもしれません。でも、それはもともとの志を否定することになるでしょう。
落ち込んだら、本当は何がしたかったのかを考え直し、直せるところは直し、交渉するところは交渉するべきなんでしょう。
もっとも、それができれば苦労はないわけですが。
ちなみに、庄司薫の小説については新潮文庫のPR文「薫くんが、新潮文庫にやって来た。」が面白いと思いました。
赤頭巾ちゃん気をつけて (新潮文庫)
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