40年勤めてきた人が、先輩に教えてもらったことを振り返り、次の世代に伝えたいことを語ります。会社勤めのようですから、おそらく定年なのでしょう。これも恩送りのひとつです。
自分に嘘を 決してつかないで生きてください
仕事に厳しく 人に優しくあってください教科書通りじゃ 人の心は動かない
失敗を恐れずに めいっぱい暴れてくださいひっくり返りそうなくらい 背伸びをしたら疲れるだろう
着飾らないで あるがままの自分で戦ってください
これが伝えたいメッセージですが、言葉にするとどうということはないですね。大事なことは、どういう仕事をしてきたか(見せてきたか)でしょう。
必ずしも尊敬される人にならなくてもいいと思いますが、矛盾した行動はとらないようにしたいと思います。
「メラビアンの法則」という有名な、でも多くの人が間違って解釈している説があります。ベストセラーになった新書『人は見た目が9割』でも、おそらくは意図的に誤った解釈が採用されています。
正しい「メラビアンの法則」はこうです。
感情や態度について矛盾したメッセージが発せられたとき、受け手の影響は以下の比率である。
- 言語情報(話の内容など)…7%
- 聴覚情報(口調や言葉の早さなど)…38%
- 視覚情報(見た目など)…55%
つまり、「あなたが好きです」と言っているのに(言語)、ぞんざいな言葉遣いで(聴覚)、よそ見していると(視覚)、その言葉は信用できない。あるいは「嫌いだ」と言っているのに、じっと見つめていたら、「ほんとは好きなんだな」と思うでしょう(いわゆるツンデレ)。
矛盾しないメッセージを送っている場合、メラビアンの法則は成り立ちません。常識的に考えて、態度と言葉が一致していたら、言葉から得られる情報が一番多いと思いますよね。
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