英語のpayには「報いる」という意味があります。「pay back」だと「恩返し」という意味になります。「ペイフォワード(pay forward)」は、恩を返すの出はなく、(別の人に)送る、つまり、日本語で言う「恩送り」と同じ意味になります。
別のエントリで紹介した図をもう一度出します。
恩返しは人として大切なことですが、恩送りは文化を作ります。
人の一生は、たかだか数十年、恩返しをするいは相手が生きている必要があります。つまり、恩返しの有効期間は数十年に過ぎませんし、さまざまな制約もあります。
しかし、恩送りをするには、恩を受けた相手が生きている必要はありませんし、世代を超えて伝えることもできます。これが文化というものです。
ところで、この曲には「あの女将さんに会いに行こう」「暖簾をくぐったら」という言葉が出てきます。
実は、東京都練馬区の小竹向原にある居酒屋「樽見」のことを歌った曲です。このお店、食べログのランキングにも入ったそうで、なかなかいいところでした。
宮崎奈穂子さんとも縁のあるお店で、入口には宮崎奈穂子さんの著書とチラシが置いてありました。時々、ファンの集まりにも使っています。
小竹向原は、住宅地なんですが、副都心線が開通してから各種路線の乗り換え駅になりました。そのため、駅名だけは有名ですが、特別な商業施設ができたわけでもなく、駅周辺は相変わらずの住宅地です。「樽見」も住宅地の真ん中にあり、結構分かりにくい所にあります。地図をよく見て行ってください。
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