お父さんが登場する数少ない曲ですが、お父さん、お母さん、大人、と大きなカテゴリの1つでしかありません。お父さんも可哀想ですね。
お父さん、お母さんも、みんな(子供たち)と同じように「頑張ってるね」と言われたら、もっと頑張れるという話です。
大人の世界では、近年「MBO (Management by Objective)」といって、目標に対する貢献度で評価しようという動きが出ています。日本語では「目標による管理」と呼ぶことが多いようです。
「目標管理」という言葉もありますが、目標そのものを管理するわけではなく、目標を設定することで社員を管理することなので「目標による管理」の方が広く使われています。
「ノルマ」と違い、「目標」は上司と話し合って「自主的に設定」した「主体的な進捗管理」が特徴です。しかし、現実には上司から押しつけられた目標が多く、あまり機能していないようです。
また、「結果さえ良ければいい」と、作業品質が低下したり、柔軟性に欠けたりします。あらかじめ目標として設定しておかないと、決して達成されないからです。
子供の場合は「成果をほめてはいけない」という意見もあります。たとえば、テストの点数をほめると「点数さえ良ければ何をしてもよい」あるいは「テストの点が低いと自分の価値が失われる」と思うからだそうです。
結果ではなく、過程をほめることで努力することの大切さを学び、結果が悪くても人間性まで否定されるわけではないことを理解するということです。
大人でも同じようなことが言われていますが、仕事の場合は「結果がすべて」という面もあるので「頑張ったから許してください」は通じません。
上司は、顧客に対する責任もありますから「頑張った」こと自体を評価するのは難しいでしょう。せめて、同僚くらいは努力を評価してあげたいものです。
プロのミュージシャンなんかも、結局は「どれだけ売れたか」が評価のポイントだったりしますが、ファンとしては「どれだけ頑張ったか」を評価してあげたいものです。
『歌・こよみ365』は、1年間で365曲を作るだけじゃなく、伴奏を付けて録音し、CDとしてパッケージするという偉業ですが、受注生産だったため、売り上げや露出度には大きな影響を与えていないはずです。
365曲のパック『完全版』の他、アルバムが1年間で5枚(早春編、春編、Women、Real Intention、秋編)出ていますが、一般販売はほとんどされていません。武道館ライブのプロフィールが「CD売上総数8万枚」とされており、最近は「10万枚」になっているので、その差2万枚が「歌・こよみ365」の5枚と、2014年7月に発売されたミニアルバム「なりたい自分になるまで」、そして旧アルバムの売り上げと推定されます。つまり、アルバム1枚あたり3,000枚から4,000枚ということになります。簡単な数字ではありませんが、大ヒットとも言えない枚数です。
冷静に考えると、1年間で365曲というのはとんでもない数字です。だから、営業成績とは関係なく、ファンとしてはその努力を称賛したいし、多くの人に広めたいと思っています。
このブログもそうした気持ちで開設され、ドメインも取得しました。問題は、ブログが面白くないために閲覧者数が大して増えないことで、これはもうひとえに私の責任です。
あと70曲弱になりましたが、頑張って続けたいと思います。
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