人生で、とても大事な出会いというものが何度かあるものです。一度会っただけの人でも、大事な言葉をもらうことがあります。
面白いのは、本人にとって一生を変える言葉だったのに、言った方は案外何も考えていなくて、言葉はもちろんあったことさえ忘れていることまであります。
悪い言葉でも同じで、学生時代にいじめられていた人が、大人になっていじめた人に「こんなことを言った」と詰め寄っても覚えていないことが多いそうです。
結局、自分が相手の言葉を受け入れる余地があるかどうかという問題みたいです。
評論家の内田樹(うちだたつる)氏の著書「先生はえらい」にも、そうした内容が書いてありました。学ぶ気持ちさえあれば、誰からでも学べると。
面白いのは、誰からでも学べるなら自習でもいいだろうと考えても、誰か相手がいないと、学びにくいことです。そういうもんみたいですね。
先生はえらい (ちくまプリマー新書)
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