2015年3月22日日曜日

「ふれる」ことって (347/365)

夕方の駅前で、スーツの男性が赤ちゃんをだっこしていたそうです。保育園のお迎えでしょうか。スーツで赤ちゃんをだっこするのはなかなか勇気がいりますが(よだれで汚す)、見ている分には微笑ましい光景です。

この曲は、その後「赤ちゃん」ではなく「だっこ」に焦点が置かれ、触れて体温を感じることの大事さを歌います。

言葉よりも大事なこと(触れることを示しているのでしょう)を大事にしたいという歌です。

そういえば、日本には挨拶として人の身体に触れる習慣がありません。それどころか、目も合わせない。宮崎奈穂子さんの初期の楽曲「Hand Hag」では「抱き合うのは日本人には無理だから、せめて両手で握手」という歌詞が出てきます。

でも、握手は本来日本の習慣ではありません。握手しながら、ついお辞儀して(視線をはずして)格好悪い気分を味わった人も多いと思います。

ヨーロッパでは、親しい間だとハグや頬をすり寄せたりしますが、日本だとセクハラレベルです(挨拶としては同性でも行います)。

でも、問題ない間柄なら、身体を触れあって体温を感じるのもいいかもしれませんね。

ああ「ふれる」ことって とっても素敵
体温ってきっと 人を包むためにあるんだ

と歌詞が続き、最後にもう一度お父さんの話で終わります。

ちなみに、コラムを書くとき、冒頭のエピソードをもう一度最後に持ってくると収まりがいいそうです。この曲もそういう構造になっています。

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