以前。宮崎奈穂子さんが「絵葉書/絵手紙」を募集していたことがあります。
この曲は、おそらくそれに応えて応募されたものでしょう。募集が8月8日、曲の歌い出しが「ある日届いた残暑見舞い」なので時期的にも合っています。
色鉛筆で丁寧にヨーロッパの町並みを描いた絵は、
夏休みに旅行に来たというていで
夢を膨らませて描いてくれたのでです
「これくらいの夢なら いつか必ず叶うはず」
さりげなく書かれたその一文に 強い芯を感じました
ということで、想像のようです。
お金さえあれば、ヨーロッパに旅行に行くのは自分の努力だけでできますが、プロの歌手になるにはお客さんが必要です。お客さんを増やす努力は自分でできますが、時給で働くアルバイトのように、「がんばった分だけ報われる」というわけにはいきません。
実際にはヨーロッパに旅行するだけのお金というのは決して安い金額ではありませんから「これくらい」と簡単に言えるものでもないのですが、きっと歌手になるよりは簡単でしょう。
ちょっと面白いのは、「遊ぶ時j間も惜しんで夢に向かって頑張っている楽しい毎日」ではあっても「お休みが欲しくないわけではなくて」というところです。
ときどき「好きでやってるんだから弱音を吐くな」みたいなことを言う人がいます。好きなことをしているので嫌ではないけど、きついときはあるし、休みたいときもあるでしょう。その気持ちがうまく出ていると思います。
そして「そんな私にとってもぴったりな1枚でした」と続きます。1枚の絵で休んだつもりになって(休んだていで)、次の仕事に向かうのでしょうか。
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