2014年8月3日日曜日

同じ空の下で(116/365)

しばらく会えないうちに「あなたは2人のお母さんになって」ということなので、若い頃にお世話になった人の話でしょうか。

昔は、学校が変わったり、引っ越したりすると、なんとなく疎遠になってしまうことが多かったのですが、ソーシャルメディアの発達で、付き合いが長く続くようになりました。

私も、mixiが出てきたときに多くの人と再会し、Facebookでは(おせっかいにも)勝手に友人を発見したりされたりしました。

でも、肝心な人とはなかなかつながれないんですよね。

一般に、日本人はソーシャルメディアで実名が使う人は少ないとされています。mixiは、当初実名を推奨していましたが、利用者からの声に押されて実名のリスクを提示するようになりました。

ストーカー事件などは米国でも多いのに、住所や氏名を公開する人が多いようです。電話帳の登録率も高いとか。

米国ではGoogleから電話帳検索できるので、電話番号から住所を調べ、Google Street Viewで自宅を訪ねることが非常に簡単なんだそうです。それを知っていても住所を公開するのは不思議です。

フランスは個人主義の国ですが、やはり氏名を公開する人が多いそうです。素生を明かさないとまともな議論はできないと考えているのかもしれません。

日本で匿名率が高いのは、基本的に人を信用していないからだろうという意見があります。大規模な調査を何度か繰り返したところ、日本人は「基本的に人を信用しない」傾向があるそうです。犯罪が少ないのは「社会的な立場を尊重する」からだそうです。つまり「知ってる人に見られたら困るから悪いことをしない」ということで、「知らない人ばかりだったら何やってもいい」となるそうです。

面白いのは「基本的に人を信用しない」人の方が、だまされる確率が高いそうです。これは「だまされやすい人が、人を信用しなくなった」のかもしれませんが。

米国は「基本的には人を信用するけど、何かあったら切り捨てる」
日本は「基本的に人は信用しないけど、何があっても見捨てない」

どっちがいいかは分かりません。

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