大人になると、見方も変わるし、「痛い言葉」まで目に入るという歌。
『歌・こよみ365完全版』の12枚目は「出会い」がテーマのようで、この曲も「あなたならそういうのでしょうか」と問いかけています。
目前にはいないようなので、「あなた」の立場は分かりません。恩師か、離れてしまった友人でしょうか。
軟らかく しなやかに 風に流れる
たんぽぽのように生きなさい
あなたなら そう言うのでしょうか
とあるので、恩師か先輩のような感じがします。
私が好きなメロディもここです。特に「生きなさい」の部分が好きです。
ところで、宮崎奈穂子さんの曲にはタンポポがしばしば登場します。「タンポポ」という曲もあります。
派手ではないけれど、一所懸命生きているタンポポのようになりなさいと親御さんに言われたと聞いたような気がしますが、出典が見つかりませんでした。
ところで、現在、日本で多く見られるタンポポは「セイヨウタンポポ」で、名前から分かるように在来種ではありません。在来種は、カントウタンポポやカンサイタンポポなど、細かく分かれていますが、いずれも劣勢です。
面白いことに、昔からの環境が保存されているところでは在来種が残っています。私が中学の頃ですから、もう40年近く前になりますが、京都御苑のタンポポはほぼすべて在来種でした(おそらくカンサイタンポポ)。当時既に市街地ではセイヨウタンポポが圧倒的に多かったので驚いたことを覚えています。
「外来種が在来種を脅かす」と言いますが、その責任の一部は、在来の環境を破壊した私たちにあるということになります。
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