スポーツ、特に長距離走はよく人生にたとえられますが、中でも駅伝はチームスポーツであるためか、特に名言が残るような気がします(何一つ覚えていませんが)。
「母校の名が入ったタスキを」ということなので、学生駅伝でしょうか。高校駅伝もあるのですが、ここはやはり大学駅伝じゃないかと思います。
マラソンは、マラトンでペルシャ軍に勝った古代ギリシャ軍が、マラトン(マラソン)からアテナまで走った伝令に由来することはよく知られています。この時、マラトン・アテナ間が42.195kmだったため、マラソンも42.195kmになった... わけではありません。
Wikipediaの「マラトン」ではマラトン・アテナ間は28Kmとあります。結構短いですね。
別のWebサイトでは「1927年に国際陸上競技連盟がマラトン・アテネ間の距離の調査を依頼した時には、36.75キロ」とあります。そして、アテネオリンピックのマラソンコースがありました。
見ると分かるように、大きく迂回しています。ただし、(少なくとも現在は)現在は山の反対を通る道もあり、ここなら30Kmに収まりそうです。
また、マラソンの距離は、当初「約40Km」で大会毎に違っていたのが、第8回パリ大会(1924年)から42.195Kmに統一されたそうです。その距離は第4回ロンドン大会(1908年)の値だそうです。なぜそんな中途半端かというと、ウィンザー城から競技場まで26マイル(41.843Km)の予定が、王妃の要請で「城の庭から競技場ボックス席まで」になったからという説があるとか。どちらにしてもマイルですから中途半端な値です。
それにしても、パリがロンドンの値を受け入れるのも面白い話ですね。
話を駅伝に戻します。
駅伝は、東京遷都50周年記念として、京都三条大橋から東京の上野不忍池までの23区間508Kmを3日かけて走ったそうです(Wikipedia「駅伝競走」)。東海道五十三次の起点が日本橋(上野から約3Km)、終点が三条大橋ですから、東海道を伝令が走る様子に倣ったのでしょう。
マラトンの戦いでは、1人が走りゴールのアテナに到着して息絶えたそうですが、駅伝は仲間が連携することで、より早く、安全にゴールできます。
駅伝は「ekiden」の名で国際的にも知られるようになってきましたが、知名度は低く、英語版Wikipedia「Ekiden」にも、ホノルルとブリュッセルの大会が記載されているだけで、毎年行うわけでもないようです。
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