2014年7月8日火曜日

教官に言われた言葉(90/365)

「人生は~である」という言葉が世の中には山ほどあります。

私が気に入っているのはこれ

人生はピンボールである
うまくやればもうワンゲームできる

「ゲーム」は「やりたい仕事」と思ってください。仕事にはギャンブル的な要素がないと面白くありません(多くの場合、これを「チャレンジ」と言います)。でもギャンブルと違うのは、報酬が金銭ではなく「次の仕事」だということです。

大きなプロジェクトをチームで成し遂げたとき、一番嬉しいのはボーナスではなく(ボーナスも2番目に嬉しいですが)、「また一緒にやろうな」という言葉じゃないでしょうか。

この歌は自動車教習所の話。

自分が向いた方向に車は進んでいく

当たり前です。いや、当たり前じゃないです。車はタイヤの向いた方向に進み、タイヤはハンドルと連動します。自分が向いた方向には進みません。

正確には

自分が進みたいと思ってハンドルを切った方向に進む

という意味でしょう。

これは大変深い言葉です。

車を動かすことに比べて、ハンドルを回すことは実に簡単です。

昔は、低速走行や静止している車の方向を変えるのはとても大変でしたが、最近の車はパワーステアリングが普通ですから、昔に比べて本当に簡単に方向を変えられます。

新しい事業を始めるとき、昔はインターネットもクラウドサービスもありませんが、今は多くのサービスが安価に使えます。パワーステアリングを手に入れたようなものです。

道具はそろったので、あとは自分のやる気だけです。どんなに優秀な車も、思っているだけでは動きません。エンジンをかけてアクセスを踏み、正しい方向にハンドルを回す必要があります。アクセルを踏む力は非常に小さいのですが、一番重要です。

小さなことでも、意志を持って行動を起こせば動き出す、そういう教訓かもしれません。

単なるこじつけですが、自分が納得できれば力になります。無理な設定でも心から納得する力を「納得力」と名付けた人がいます。説得力の反対です。詐欺に引っかかるとかそういう話ではなくて、教訓を受け入れられるかどうかということです。

納得力の高い人は、悪くいえばばかっぽく見えるかもしれませんが、良く言えば素直、同じ状況でも多くのことを吸収できる人です。納得力の高い人になりたいと思います。

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