2014年6月27日金曜日

夢と虚勢(79/365)

宮崎奈穂子さんと言えば「夢は叶う」というイメージが強いのですが『歌・こよみ365完全版』には「夢なんてない」という曲が意外に多くあります。

これも『歌・こよみ365完全版』によく出てくる話で、若いときは『夢を追え』と言っておいて、大人になると『夢ばかり見るな』と抑えられる現実があります。

こういうダブルスタンダードを見せられると、夢を持たないふりをするという選択肢が出てきます。

実際の「夢」は、そんな大げさな話じゃなくて「なりたい自分になる」という話です。

この曲では、「夢なんかない」と言い張ることが虚勢であって、「なりたい自分になるのが夢」ということを言っています。

もちろん、その「なりたい自分」が一体何か分からない人はたくさんいます。むしろ分からない人の方が普通です。

自分探しにゴールはなく、思い詰めるほど迷い込んでしまいます。

若者よ、自分探すな職探せ

という言葉もありますが、なかなかよくできたコピーだと思います。

人生の目的の多くは「人の役に立つこと」です。自分を見つめても人の役にはたちません。一方、ほとんどの仕事は直接にしろ間接にしろ誰かの役に立ちます。「働く(はたらく)」とは「傍(はた)のものを楽(らく)にする」という語呂合わせもあるくらいです。

何でもいいから仕事をしていると、人の役に立ち、そのうちにやりたいことが見つかるかもしれません。禅寺の修行の多くが掃除や薪割り、炊事など働くことに当てられるのもそのせいでしょう(というのは今適当に考えたことで、禅宗のお坊さんたちからは怒られるかもしれません)。

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